襦袢や着物の胸元が開くのを防ぐ、衿(襟)留めピンの使い方解説。

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衿(襟)留めピンの使用例(断面図)

※襟留め、襟止め、衿留め、衿止め、いろいろ表記はあるが、おそらく衿(襟)「留め(とどめおく)」が漢字の意味を考えたら正解だろう。

ちなみに衿(襟)留めピンとはこんなもの。

私が買ったのは525円(税込み)。普通の着物屋さんならたぶん置いている。

使い方ぐらいはみんな知っていると思いきや、ウチにリンクしてもらっている「着物のいろは(byかず@神戸っ子さん)」によると、

「買ったけど使い方がわからず未使用」

というコメントとともにオークションに出品されてたらしい。まあ確かに、説明書もなーんもついてないからな。

襦袢(着物)の衿の簡単な断面図。身頃の生地をサンドイッチするように衿は縫いつけられているわけ。それが胸元の合わせ目では二重になるので左の図のような感じになる。

衿留めピンの使い方は右の図。ピンク色の線が衿留めピンだ。

図のように、右手側衿(下になる方)の表側縫い目と、左手側衿(上になる方)の裏側縫い目に、それぞれピンの先を差し込んでやればOK。

実際の使い方図解

画像は撮影上脱いでやっているが、実際は着物までちゃんと着た状態でするように。

まずは右手側衿の表側縫い目に差し込む。

そしてもう片一方の先を左手側衿の裏側縫い目に差し込んでやる。

差し込んでいる状況。

右手側の衿を内側へ巻き込むようにしてやればやりやすい。

最初の図のように、衿同士の間にピンがあるのがわかるだろう。

はいかんせー。

当たり前だが、ピンは左手側衿の後ろにあるので、着物の胸元から覗くことはないので心配ご無用。


私は襦袢の衿の縫い目に直接差し込んでいるが、半衿をちゃんと縫いつけて使っている人は、半衿の縫い目に差し込んでもいいかと思う。

使用上の注意点

あまり自分の寸法(身頃)に合ってない襦袢(特に太った人(私も)要注意)や、キツめに着ていると、ピンで縫い糸が切られることがある。まあ早い話、ボタンが取れるのと同じこと。

ある程度自分の体型にあった襦袢(着物)を着た上で使うように。

ちなみに私は「誂えの襦袢」などといいものは持っていないので、この衿留めを襦袢の胸元に使うことがたびたびある。※最近はだんだん使わなくなりました。

あと、ポリ着物に多いのだが、ミシン縫いで縫い目のすき間がほとんどない襦袢(着物)がある。ものによったら半衿までミシン縫いとか。

この場合は「使用不可能(笑)」私も持っているポリ着物で試してみたが、どうやってもピン先を差し込めなかった。

手縫い?でもすき間(針目)の小さいやつがあるが、それらはねじ込んでやれば多分差し込める。とはいえ、ムリにすると縫い糸が切れたり生地が裂けるので、自己責任でやってくれ。

どうしても差し込めないときは、その上から別の半衿を縫いつけるか、素直に両面テープを使ったほうがいいかもしれない。

また、この衿留めピン、襦袢専用の小物ではない。そう、着物の襟に使ってもOK。まあ着物の胸元は少々開き気味でもいいから、使う状況は限られるだろう。

(last 2008/03/24)

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