普段着として男着物/和服を着るなら、着物と襦袢は室温、羽織は外気温に応じて着脱する着方が便利。

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気温と着物(羽織)/ 単衣の重ね着夏こそ尻っぱしょり襦袢の使い分け長袖やTシャツを使う。色の組み合わせ方季節の色使い柄物の組み合わせ方変わった仕立て方

着物/和服の仕立て方を考えてみる。

「組み合わせ方」といっても別段難しいわけではない。

基本的には着物だけ、あるいは着物+羽織なのだが、それぞれに袷仕立て、単衣仕立ての2種類があるのだから、それらも考慮して着てみよう、ということだ。

なお、袷(単衣)仕立ての着物には袷(単衣)仕立ての羽織と長襦袢、というように、着るものの仕立て方を統一する理由や必要性はまったくない、ということは憶えておいてほしい。

単純に考えて以下の組み合わせ方がある。なお、襦袢に関しては別のページで解説してあるので、そちらも参考にしてくれ。

>袷の着物+袷の羽織

>袷の着物+単衣の羽織

>袷の着物のみ

>単衣の着物+袷の羽織

>単衣の着物+単衣の羽織

>単衣の着物のみ

薄物に関しては、それ単体で「暑いとき用の着物」であり、一応薄物の羽織はあるけれど、お好きな人のオシャレ用or礼装用で、あまり着ることがないので除外。興味のある人は他のページで探してくれ。

同じように「袷の着物+袷の羽織」も、厚手のものを二重に着るわけだからモーレツに寒い時の選択肢になる。

よって、自由選択の余地があるのは残りの5パターン。メインの着物を袷か単衣に決めて、羽織の有無で微調整する感じだ。

洋服のように「着脱で調整」が便利

現代の生活環境は年中「春(秋)」が可能

着物/和服の組み合わせ方を考える前に、現代の生活環境を考察しておこう。

現代の生活環境では、着物/和服を昔の教え?に従って着ようものなら、間違いなく発汗作用全開になる。

なぜなら、昔の生活環境と現代の生活環境では、あまりにもその場その場の「温度」に違いがありすぎるからだ。

住居の気密性向上、空調設備の充実、交通手段の発達など、あらゆる場面で「快適に過ごせる空間(温度)」を作り出せるようになっている。

真夏なのにクーラーが効き過ぎればブルブル震えるし、真冬でも暖房がっちりかければパンツ一丁でも過ごせるだろ?

当たり前のように思っているが、それこそ昭和初期、はたまたそれ以前の江戸時代云々の人から見れば、「ビバ極楽浄土!」と思いかねないぐらいの、すばらしい環境なのだ。

「部屋に入れば脱げる」組み合わせを

言い換えれば、昔に比べて外気(温)をほぼ完全にシャットアウトできる=外気温とは無関係な状況になりやすいわけ。

ということは、外気温との温度差も昔に比べて格段に大きくなっとるので、「着たまま脱がない」着物/和服の着方では、対応しきれない状況が頻発することになるのだ。

よって、現代の生活環境を考えた組み合わせ方は、

「着物(と襦袢)は室温用のものにして、その上から羽織やコートなどをはおって外気温対策」

というスタイルが便利だと思うぞ。コートだけではなく、マフラーでも手袋でもなんでもいい、好きなように「着脱しやすいように」防寒対策すればいい。

ちなみにこれの逆で、夏場は・・・極力薄着をする、これだけだ。

着物と襦袢は脱げないので室温用

先ほど書いた理由から、選択を間違えるととんでもないことになる可能性がある。暑いからとズボンを脱ぐ人がいないのと同じだ。

そんなわけで、先ほどの考察に個人の身体能力(暑がりなど)を加えて、着物と襦袢についてはあまり厚着をしないほうがいいと思う。

冬場だから、あるいは○月だから、などと、お出かけ先の室温を無視して外気温基準(袷仕立て)にしてしまうと・・・というわけ。

特に襦袢は表面上見えないので、単衣仕立て、あるいは半襦袢でもかなりの季節で着られると思うぞ。

もちろん襦袢は必須項目ではないので、私の地元を走っているポンコツ路面電車の名前になった人のように、普通のシャツを着るのもアリ。

状況に合わせて「着物の下は下着だけ」でもOKなので、ここらへんは個人個人のセンスでどーにでもしてくれ。

当然ながら、袷の着物や襦袢で丁度いい、というのならそれで問題なし。地域差や個人差は絶対存在するし、ないほうがおかしいのだからな。

ちなみに今回は、袷仕立てと単衣仕立て「だけで」分類したが、実際はこれに生地そのものの厚さが加わることになる。

例えば普通のウール地の単衣仕立てなら、正絹の袷仕立てに近いと私は思う。おまけに室温を考えると、冬場でも結構いい具合なのだ。

羽織はジャケットやジャンバー感覚で使う。

状況によって着たり脱いだりする。

羽織は着物と100%セットというわけではない。ちょうどいい気温、あるいは暑いのなら着なくてもいいし、着物と襦袢だけだとちょっと寒いかもしれないから、一応羽織を着ておく(持って行く)、でもいい。

ちなみに、羽織を着ずに着物だけ着ている状態を、世間一般では「着流し」という。

また、羽織の袷仕立てと単衣仕立ての区別だが、あんまり深く考えなくてOK。

持っている人はもちろん使い分ければいいが、袷の羽織しか持っていなくても、「ジャケットだから」と割り切ればそんなに気にする必要ない。

というのも、羽織を着ているとなかなか脱がない人がいるが、羽織を着たら脱いではいけない!などという道理は存在しないからな。

暖かい部屋に入ったら、スーツだって上着を脱ぐだろ?その時々に合わせて、適当に着脱するのがホントの着方だと思うぞ。

羽織を脱いだ時の注意点

脱いだ羽織をどうやって持つかって?肩に引っかけようと手に掛けようと、お好きなように(笑)

ただ、紐についている金具がはずれないことを確認していないと、たまに金具がはずれて、紐を落っことすことがあるからな。

あと、飲み屋などで、脱いだ羽織(特に長めの着丈)をイスの背に引っかけようとする人は要注意。

普通のハンガーにかけるようにイスにかけると、羽織の着丈は全体的に長めなので裾が床に垂れ下がってしまうことが多い。

ちゃんとハンガーにかけるか、適当に折りたたんでからイスの背にかけるようにな。

(last 2009/01/17)

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