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「和服のカバン」はなんでもいいって。

和服を着るときにはどんなカバンや袋物を使えばいいんだろう……意外と悩む人がいるようなので、和服着用時のカバンや袋物の選び方を解説しておこう。結論を言えば、なんでも好きな物を使ってOKだ。

スーツに扇子はおかしな組み合わせ?

悩む原因はズバリ、和服に合わせて色柄やデザインを和風のものにしようとするからだ。

まあその心情はわからないでもないのだが、勘違いしないでほしいのは、和服専用のかばんや袋物というものは存在しないし、巾着や信玄袋が必須という決まり事もない。どんなカバンを使ってもいいし、逆になにも使わなくてもいいわけ。

自分が所持する品や量を考えて、まずは容量や耐久性など、使い勝手を優先に「入れ物」を選ぶ。その上で、自分が好きなデザインのものを使えばいいだけだ。はるか昔には、携帯電話(ゲーム機)、ノートパソコン、デジカメ、などといったものはなかったのだから、あまり外見に捕らわれず、柔軟な発想で選んでほしい。

そうは言っても、やっぱり和服に合わせないとおかしいんじゃないのかって?

それなら、夏場に半袖Yシャツ姿のサラリーマンが扇子でパタパタやってるのは、洋服との組み合わせだがおかしいか?スーツに合わせて洋風の扇子(あるのか?)を使ったり、それこそ扇子に合わせて、スーツを脱いで着物に着替える人なんていないだろ?あるいは和服でスーパーに買い物に行けば、帰りにはレジ袋を提げているんだし。

カバンや袋物に限らずなんでもそうで、実用性があることが最重要なわけ。和服に合わせるかどうかは個人の趣味の範囲。合わせてもいいし合わせなければ間違いというものでもない、普段通りで問題ないのだ。

実際にはどのようなものを使うか?

私の場合、普段の所持品は携帯電話とお金(財布なし)、タバコ程度なので、近所へ出かけるぐらいなら巾着、あるいはそれすら使わない時もある。かわって、ちょっと遠出するときなど、念のために所持品が増えてかさばる時には、普通の革製のセカンドバッグを使っている。

巾着や信玄袋のような袋物は、容量の問題もあるが全部まとめてポイ!なので、モノが少なければいいのだが、多いと中身がぐちゃぐちゃになり収拾がつかない。その点普通のカバンなら、サイドポケットなどがついていて、入れるものもある程度整理できる。あと、布よりは革のほうが外部からの衝撃に少しは強いだろう。

携帯する物の量によっては、肩掛けかばんやトートバッグを使っている人もいるようだし、旅行などの場合には荷物も多くなるだろうから、キャリーバッグや旅行用スーツケースでOK。私は普通のキャリーバッグを使っている。

どうしても和服に合ったものにしたいのなら、業者さんに直接頼んで、古典柄のキャリーバッグでも作ってもらうか……和服を着た召使い(かばん持ち)でも雇えば?(笑)

袂(袖の下部分)や懐(お腹の部分)を使ってみる。

着物の場合は、持ちものがあまりないのなら袂(たもと)や懐に入れる手もある。ただし、タバコセットやお金(お札)、手ぬぐい程度の軽いモノだけにしておいたほうがいい。というのも、あまり重いモノや量を入れすぎると、袂がビローンと垂れ下がったようになってしまう。懐もそうなるが、それ以前に、お腹部分が必要以上に出てしまうからな。

量(体積)は調節すればいいが、ネックになるのが重さ。携帯電話やデジカメもそうだが、意外と重くなるのが小銭。とはいえ、小銭を捨てられるほど私は裕福ではないので、これらを携帯するのであればやはりカバンや袋物に入れておくのが間違いない。もちろん財布やカードの類は、紛失対策としてもそのほうが安全だろう。

なお携帯電話は、帯にぶら下げる、はさみ込む、という手もあるが、私は落としそうで怖いので、かばんに入れるか素直に手で持っている。ただし部屋着の時は、近所のコンビニへ行く程度なら、兵児帯にはさみ込んでいたりもする。

状況によっては意外と使える風呂敷

こんな時に意外と引き合いに出されるのが風呂敷(ふろしき)だが、風呂敷には致命的な弱点がある。そう、ヒラヒラで薄いため、外部からの衝撃に弱いことだ。言うなれば、革製などのカバンは段ボール箱、風呂敷は新聞紙で包んだだけ。どちらが外部からの衝撃に強いかはわかるだろう。

しかし逆に、外部からの衝撃を気にしなくてもいい場合は、風呂敷には最大の利点が存在する。定型ではないのであらゆる大きさになる、ということだ。

最初は私も、あまり使い勝手のいいシロモノではない、という印象しかなかったのだが、包む量に応じて大きさを変えられるし、中身がなくなれば袂にでも収納できる。おまけに悩みどころの「和服に合った」という部分も見事クリア、包む荷物によれば、意外と重宝するだろう。

また、持ち運びするために、というわけではないが、こんな使い方(解説)もできる。

Last 2011/12/28. Copyright (C) since 2007 バカガエル.