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和服(着物)の片付け方、収納方法

和服(着物)を片付けるときは、ちゃんとたとう紙に包んで桐タンスに入れ、樟脳などでしっかり防虫……したい人はどうぞ。オレは一言で言えば「どーでも」です、ハイ。

長着、襦袢、羽織などの場合

まずは長着(着モノの正式名称)や襦袢、羽織などの片付けや収納について。使っている状況によって2つの手段を取ってる。

現在使用中は「掛けるだけ」

今の時期に使用中、あるいは着用するであろうものは、たたまずにそのまま「普通の」ハンガーにかけるだけ。

実は撮影用にちょっとキレイキレイしてて、ハンガーにかけるどころか、そこらへんに放置プレイしてることも多々ある(笑)

一般的?には着物ハンガー(羽織の下、白い箱の下にある赤いの)という、袖を横に広げられる長いハンガーが推奨なんだけど、狭い部屋では広げた袖が邪魔なので、洗濯した着物類を部屋干しする以外では使っていない。

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左の画像、長着や長襦袢は着丈が長いので、お手製の金具(後述)で「かもい(障子や襖のレール)」の少し飛び出しているところに引っかけている。

右の画像、羽織など着丈が短いものは、洋服と同じようにハンガーラックに吊している。一番左は袴で、クリップ付きのハンガーを使用。

冬眠中はたたんで収納

夏から秋、あるいは冬から春のように、時期が終わってしばらく着ないものは、さすがにたたんで片付ける。

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左の画像、風呂敷に包んで収納するパターン。古着屋でもこうやって収納しているところはある。画像の風呂敷はウコン入りだとかで、防虫効果があるらしい。

右の画像、衣装ケースに収納するパターン。上に乗っかっているのは作務衣とか、なんか……テキトー なもん(おい)

かもい用の金具

普通のハンガーでは、さっきのようにかもいに引っかけられないので、S字の金具にハンガーを引っ掛けてる。ホームセンターに行けば、それらしい金具が売っている気はするけど、S字の懐?がかもいの縦の長さより大きくないと、うまくバランスが取れないので注意。

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オレはクリーニング屋でもらえる、針金ハンガーを使って自作してる。ペンチで適度な長さに切って、ゴリゴリ曲げてやれば完成。きっちりとしたS字状ではなく、かもいに引っ掛ける側は大きく、ハンガーを引っ掛ける側は小さくていい。

使い方は、小 さい返しのほうにハンガーを引っかけて、大きい返しのほうをかもいに引っかけてやる。おそらくヤジロベエと同じ原理?でちゃん と真っ直ぐにぶら下がる。

その他小物類の場合

これといった片付け方やたたみ方があるわけじゃないので、適当に好きなように片付けてOK。

帯類

角帯は適当な長さで折りたたむか、くるくる丸めてしまう。兵児帯は適当な大きさにたたむかな。あとは、段ボール箱なりプラスチックの箱なりに放り込むだけ。

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収納時にシワとかが気になるようであれば、アイロンなり寝押しなりすればいいかと。角帯のV字に折っている手側の処理は、折り目がつくのがイヤだったら広げて、気にしないのならそのままで。

正直に言うと普段使っている帯は、角帯だろうが兵児帯だろうが畳(床)の上に放置プレイです(笑)

羽織紐

しばらく使わない羽織紐は、フサフサが大きいものなら束ねて紙を巻いてテープで留めてやるとか。あとは帯と同じく、段ボール箱でもどこでもいいので適当に放り込む。

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フサフサに紙を巻くのは、そのままだと花が開くように腰くだけになったり、糸がからまってクシャクシャになってしまうことがあるから。フサフサが小さいものは気にしなくても大丈夫だと思う。

もうすでにそうなってるなら、アイロンやヤカンの蒸気(スチーム)を当ててやるか、めんどくさいなら水の中でジャブジャブしちゃってもいいかと。

あとは乾燥させて、ブラッシング?したければご自由に。あまり細かい目のクシだと、糸がひっかかって抜け毛の原因?になるので注意。

ちなみに現在、一部の羽織紐は羽織に縫いつけてあるので外さず(そもそも外せない)そのまま。

肌着や足袋

どこでもいいから放り込んどけばいいんじゃね?

履物

下駄箱でも玄関でもお好きなように。

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