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袴のたたみ方と袴紐の始末

袴を使った後の片付け方、袴のたたみ方&袴紐の処理を解説しておこう。袴紐の処理はともかく袴本体のたたみ方は我流というか適当なので、シワ一本も イヤ!って人はどこかきっちり解説してあるところを探しておくれ。

いちいちたたむのがめんどくさい人は、スーツのズボンを吊すクリップ付きハンガーを使ってもいいと思う。オレもよく使うやつはぶら下げたままで放置 プレイしてる。

袴のたたみ方

袴のたたみ方といっても、袴のスジ?を崩さないように適当に折りたたむだけ。

袴紐が中に入ってしまわないように注意して、袴の両サイドにあるV字カット?の形を基準に、適当にバタバタやって前後を重ね合わせる。

普通の袴は腰板+@分後ろのほうが長いので、解説画像のように高さが段違いになる。そんなに神経質にきっちり整えなくてもだいたいでOK。

重ね合わせたら、後ろの腰板+@分を前へ折り返してやる。こうしてやると上部が固定されるので、片手で持てるようになる。

重ね合わせたら、後ろの腰板+@分を前へ折り返してやる。こうしてやると上部が固定されるので、片手で持てるようになる。

袴を裏返して、後ろの中心にある左右の重なりを整える。

再び元に戻して、裾の中央(先ほど整えた、後ろにある左右の重なりが目安)を前後一緒にしっかり握ってやる。これで床に置いても裾がばらけにくくな る。

床において、前部の生地の重なりを整えてやる。袴紐は邪魔になるので、脇にほっぽりだしておけばいい。

袴を3ツ折り(=前部を3等分)にするような感じで、適当なところで腰板側と裾側を折り返してやる。モーレツに使っている袴でないなら、おそらく うっすらとクセが残っていると思う。

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ハイ、かんせー。やっつけ感満載の画像でスマン。

袴紐は適当にたたんで重ねてやっただけでもOK。そのまま袴の上へポイ!でもいいかと。横長で邪魔くさいなら、両端を折り返してやってもいいだろ う。

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以上で袴のたたみ方はおしまい!……でもいいと思う……やっぱダメ?

袴紐の始末(たたみ方)

ハイハイ、じゃあ袴紐のたたみ方。本などの解説を見るとややこしそうだけど、実は左右対称に同じ手順をしているだけ。

まずは前紐を折りたたんで、画像のように交差して袴の上へ置く。

一応着物と同じように右前にしているけど、手順としてはどちらが上でも支障はない し、ここから先の手順も、左右どちらを先にやっても問題はない。

なお、ここから下の画像は左右一緒に並べているけど、5手順先の「ここで一息〜」までは、左右どちらかをさっさとやってしまったほうが楽かもしれな い。

ではスタート。後ろ紐を交差させた前紐の上へもってきて、

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前紐(2本とも)の下をくぐらせる。

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折り返して、

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後ろ紐と同じ方向からきている前紐を束ねるように、前紐の下をくぐらせる。

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ここで一息。両方やるとこんな感じになる。

前紐がまだ結構余っている場合は、適当なところで折り返して長さを調節してから、矢印の場所(前紐と後ろ紐の間)に突っ込む。

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反対側も同じようにしてやる。

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ハイ、かんせー。そんなに難しくないでしょ?

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実物ではこのようになる。

解説の最初に書いたように、どちらを先にやるかで紐の重なり方が変わってくるんだけど、ある意味それだけの違いしかない。 なに?紐も右前にしたほうがいいんじゃないかって?いいじゃねえか、片付けぐらい好きにさせてくれよ。

ちなみに、ふたたび使うときにはいちいちほどかずとも、紐の各根元を4本同時にするするすると左右へ引っ張ってやれば、勝手にほどけてばらばらにな るという親切設計。これ考えた人偉いよ。

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