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その他小物類について

和服の時に使う小物類といえば、あとは扇子と手ぬぐいぐらいかな。必須ではな く使いたい人だけが使えばOK。

扇子(せんす)

簡単に言えば折りたたみできるウチワ。似たようなものに「扇(おうぎ)」があるけど普段使用するものは「扇子」のほう。

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扇は、結婚式の新郎や舞踊などの小道具なので、右の図を参考にして間違えないように。骨?がたくさんあるほうが扇子。扇子には男物女物?があり、男 物のほうが全長が長い。買うときには店側に長さを確認したほうがいいだろう。

ちなみに、扇子や扇の根本部分(の金具?)を「要(かなめ)」という。ここが壊れると使い物にならない!ということで肝心「要」=重要ポイント、と いった意味らしい。

扇子を帯に差すのは?

着物を着ると扇子を帯に差す人が多いけど、そもそも、なぜ扇子を帯に差すか知ってる?

夏場などは頻繁に使うので、そのたびにカバンなどから出し入れするのがめん どくさいので、すぐ使えるようにポケットの代わりに帯に差してるだけ。早い話、扇子を帯に差すのは着物の「型」でもなければ必須でもないってわけ。

だから、使いもしないあるいは冬場など寒い時期に帯に差してると「なんのために持ってんの?」という話になるわな。どうしても携帯したいのなら、カ バンなどに入れておけばいいかと。

例外として、紋付き羽織袴など冠婚葬祭の礼服時には差していることが多いし、落語家も商売道具として活用するので季節関係なく差している。ただしお そらく、これらの場合に差しているのは扇子ではなく「扇」だと思われる。

ちなみに扇子を帯に差す場合は、団扇と同じく手に持つほう(扇子の中心部(要)側)を差すようにしたほうがいいとか。逆だとパタパタするほう?が帯 でこすれて痛みやすくなるらしい。

手拭い(てぬぐい)

江戸時代にはハンカチやタオルがなかったから、読んで字のごとく「手を拭う布」だ。

基本的に綿生地(以外のは聞いたことがない)。綺麗な色柄に染めたものも売ってるし、それこそ着なくなった綿生地の長着(浴衣)をバラしても「手を 拭う布」になる。

持ち歩く場合は懐でも袂(たもと)でもカバンでも、好きなところに収納どうぞ。タオルと同じように首や腰(帯)からぶら下げてもいい。現在な らより吸水性のあるハンカチやハンドタオルでも問題ないけど、手ぬぐいは「ただの生地」でタオルに比べて生地が薄いので、タオルよりはかさばらないという 利点はある。

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