Kimono-Wa-Fuku

バカガエルの寝言戯言:

オレの勝手な推測や意見ばっかなので、テキトーにさらっと読み流しておくれ。なお、特に注釈がない場合の服装は和服ってことで。あと、古い文章は適 時消します。

1月29日:それでいいのかな?

自分以外の和服(まあ一応着物ってことで)を着た人に遭遇したいなら、やはりそうう人が行きそう集まりそうな場所に行くのが間違いないとは思う。

単純に考えれば着物屋であるとか、集まれ系イベントだとか、あるいは伝統芸能や茶道などの催し物だとか。

でも、それでいいのかな?

裏を返せば、そういった場所に行かなきゃまずいないってことでもあるし、それはずっと前から変わってないわけで。

和服を着る人が少しずつ増えてると、ネット上では聞くことはある。でもそんな話は、上で書いた「集まりそうな場所」からの発信であることが多いような。

オレみたいな「野良」は、現在和服を着る人の中でもまずいないのかもな。

令和6年1月5日:ご挨拶+@

今年もよろしくお願いしますmm

新年早々、地震に飛行機事故といろいろあったので、ネット上での年賀は省略ということでおなしゃす。

ところで、今一度確認しとくけど、オレは「和服は衣服である」という「新しい価値観やスタイルを生み出そう」ってわけじゃないんだよ?

そもそも和服は衣服ってのは、100年前ぐらいまでの誰でもごく普通に和服を着ていた頃の、言うなれば古い価値観なわけで。そしてその「昔ながらの 価値観に戻そう」ってのがオレの考えであり望みなのね。

それこそ「和服の原点に返ろう」かな。

まあそんな感じで今年もぼちぼちやっていきます。

12月28日:羽織袴はスーツ相当なのか?その2

(その1から読んでね)ただし見方を変えると、西洋(洋服)と日本(和服)では礼服文化が違うので一様に揃えることはできない、とも言えるのかな と。

洋服では服の形状や構造によって「服装の格」を区別してるけど、お公家さんの服装など特殊なものを除けば、和服だとせいぜい裃(かみしも)ぐらい。 おまけに裃なんて結婚式の花婿か、昔ならお奉行様がお白州でとか、ごく一部の人が着るレベル。

じゃあ和服には服装の格ってないのか……いやいやあったあった、その代わり、和服には家紋というか「紋付き」ってのがあるでしょ。和服では形状が同 じでも紋付き(の数)によって服装の格を区別してるってわけ。

ただ、洋服と和服に共通するものとして、服というか生地の色柄ってのはあると思うけど、そこは話がややこしくなるので省略。

よって、洋服は形状、和服は紋付きで服装の格を区別してるので、形状という洋服の物差しでスーツと羽織袴を比較しても仕方がないし、紋付きという和 服の物差しで無紋のスーツと紋付き羽織袴を比較しても仕方がないんじゃないかなと。例えるなら「3センチ」と「3寸」は数字は同じだけど単位が違うので長 さも違うよ、って感じかな。

結論として、羽織袴はスーツ相当と「言えるとも言えないとも言える」みたいな?ちょっと自分で何言ってるのかわかんなくなってきた(笑)

じゃあスーツ相当の和装ってなんなのさ?となると……ウチの「冠婚葬祭での着方」にも書いてあるけど、色柄は別途考えるとして「一つ紋の羽織だけ」 でいいんじゃないかなあ。袴はその1で書いたように各自の判断でいいかと。

まあ、あとは各自、お時間ありましたら考えてみてくださいな。

12月28日:羽織袴はスーツ相当なのか?その1

11月すっとばしてクリスマスもすっとばして、あとは年末を待つだけという状態に久しぶりに更新というね。いやー疎かになってすんませんmm

さて、ふと思ったことがある。和服における洋服のスーツ相当の恰好とは何か。

普通に考えれば羽織袴ってとこだけど、寒くなってくると自分が羽織袴をよく着るのもあって、単純にそうとは言い切れないんじゃないかなあって気がし てる。

例えばスーツをよく着る状況を考えてみると、一般的な企業の事務系の従業員、いわゆるホワイトカラーの会社員が思い浮かぶ。他にはお役所など公務員 や、デパートなどちょっと高級そう?な店舗の従業員とか。まあ適当に思い浮かべてくださいな。

もしその人らの服装が和服になったとき、羽織はともかく袴は穿くのかな?

時代劇で「お役人様」と呼ばれる武士でも、役職が上の人は穿いてることが多いけど一般従業員?は穿いてないことが多いような。あの人らはまだ武士階 級だけどこれが一般人になると、◯◯屋といった「大店の旦那」でも滅多に穿いてないし、番頭さん以下ほとんど穿いてない。

現代においても、デパートに入ってる和服屋なんて袴どころか洋服を着てる人もいるし(スーツだとある意味合ってるのかも)、和服関係の会合というか コンテスト?などの偉い人?でも、袴を穿いてる人は意外といない気がする。

オレが思うに、袴って礼服クラスの場合には必須装備だけど、だからって礼服限定というわけではなく、動きやすさなどを考えた場合にいつでもお好みで どうぞ、的なものだったんじゃないかなあと。

ただ、日常で和服を着る人がほとんどいなくなって、和服自体が衣装的な扱いになって、その中で袴はさらに珍しいし着るのに一手間かかるから、かしこ まった席で着用するもので普段は着ない、ってなっちゃったんじゃないかなあ。

もうひとつ言うと、スーツってのは「同じ生地で作られた上着とズボン+@」なわけで、それならアンサンブル(同じ生地で作った羽織と長着)のほうが よりスーツらしいと思わないでもない。

羽織と袴を同じ生地で作れば、パーツ的にもスーツと同じにはなるけど、そんなの見たことも聞いたこともないしねえ。誰かやってみる?(笑)

10月30日:羽織と長着と袴の色

というわけで、放っておくとまた2ヶ月経ってしまうので、一応ギリ10月内に更新ということで。

毎度のこと、これといった和服ネタはないです。さすがに朝晩だけでなく昼間も少しだけ肌寒くなってきたので、長襦袢も着るようになったし、まだ夜限 定だけど袴セットも出しました。

この秋から、袴を穿くときは袖なし羽織ではなく、なるべく普通の羽織を着ようかと。もう少し正確に言えば、袴のときは上半身はアンサンブル(同じ生 地で作られてる羽織と長着)を着ようかと。

袖なし羽織の色の系統を長着か袴に合わせるようにはしてるものの、やはり羽織、長着、袴が別々の3色になるわけで。それよりは羽織と長着が同じ色、 上半身と下半身で2色のほうが安定するというかシンプルでいいかなと。

もちろん袴を穿かないときは袴の色が存在しないので、羽織と長着が別々の色でも問題なし=袖なし羽織でいけるってことで。

まあ見た目だけの話なので、使い勝手とかよくないようなら袖なし羽織に戻すし、改めて試してみます。

9月19日:生きてますよ(笑)

うわっ、気がつけば前回の文章から2ヶ月たっとるやんけ(笑)毎度の、これといったネタがないというか、書こうとしたけどボツになったパターンで す。

今年の夏は袖なし短着が大活躍。あと甚平も作務衣の代わりに投入。もともとはネタ枠?で作った袖なし短着だけど、今年は率先して着た感じ。あまりに も暑くて長着を着る気にならなかったというか。

ちなみに7月に作った袖なし短着がこちら。

ついでに兵児帯も、柔道着の帯のように前で結んでます。オレ的には軽装オブ軽装なんで、もう適当でいいじゃねえかってことで。

ようやく朝夕が少し涼しくなってきて、これからやっと長着が着られるかなあと。でも10月まではまだ暑さがきついだろうし、みなさんも無理しません ように。大汗かいてまで着る必要はないからね。

7月19日:やっちまったなあ!

先日、新しい綿&綿麻の長着(浴衣)を買った。

長着として着るのではなく、新規の袖なし短着(長着の袖を外して、着丈を15センチほど短くしたやつ)を作るのに安い浴衣ねえかなと思ってたら、所 用で古着屋?の近くまでいくことがあったので、そこに立ち寄って買ったのね。

モノは、古着=誰かが以前着てたモノというより、ワケがあってお安く仕入れました的な、処分品というかアレな新品未使用品かなと。

綿生地のほうは、買って後々確認したら(←重要)居敷当て肩当てはないものの、手縫いでちゃんと仕立ててあって大丈夫そうなんだけど、問題は綿麻生 地のほう。

中国製なんだよ(ガーーーーン)。

あとでタグ(綿麻ってのもこれに表示)を確認して、しまったー!やっちまったー!と(笑)わかってたら絶対に買わなかったのに、確認を怠ったオレの やらかし、ミスだわな。袖なし短着用だからって細かく見なかったし、暑さで頭がやられてたんだよきっと。

え?中国製ってだけでケチつけちゃいけないって?

オレさ、昔買った安い浴衣が中国製だったのね。で、ミシン縫いなのは構わないんだけど真っ直ぐ縫われてないなど縫製というか仕立てが雑で、数回着て 捨てたことがあるんだよ。それ以来、安くても中国製の和服は避けてたわけ。

でもそれも20年?近く前の話だし、技術の進歩ってやつもあるだろうから、もう大丈夫だろうと思ってたよ。

というわけでこれ、数時間つけ置きして乾燥させた後の様子。着丈がどれぐらい縮んだか測ってみると、場所によって微妙に寸法が違うと。おかしいな あ……あ、昔買ったやつはたしか……と思い出して確認してみると、

裾がほぼ横一直線になってないので着丈がバラつくトラップ(笑)

オレも自分でシロウト裁縫やったからわかるけど、縫う力加減?や生地のわずかな伸縮というかズレなどの関係か、裾の高さを揃えるのってかなり難しい んだよ。それでも、プロに依頼したやつはほぼ真っ直ぐに揃えてくれてるし、1ミリの誤差もなく揃えてくれなんてオレも言わないよ。

でもさあ、これ、長いとこと短いとこで3センチほど差があるんだよ。画像ではわかりやすいように物差しや補助線入れてるけど、それらがなくても、生 地の模様をアテにすれば誰でも歪んでるのに気づくレベル。もうちょっとどうにかならんのかと。

他には、着物類って反物を横に連結して仕立てるので、余った幅分の生地は縫い込んで処理してある→それ分は幅を広げることができる。でもこいつは、 服地屋で売ってるような幅広の生地を必要幅分だけ裁断して作ってるのか、余り分の生地が1センチぐらいしかない状態。なので、幅を縮めることはできても広 げることはできない。

まあ一言で言えば、安普請というか、作りが安いというか。ただ、ここまで文句は書いたものの、中国製を買うな!とまでは言わないよ。買う人が納得の 上で買うのであれば、それは買う人の自由だからね。

今回のやつも、事前に確認できてたら避けてたかもだけど、もともと袖なし短着=裾は切って短くするのを前提で買ったので、裾問題は自前で解決できる わけ。欲を言えば、身幅も直すつもりだったので1センチでいいから余裕があれば、だったけど、それこそ許容範囲ってことでいいやと。

肩当てはめんどくさいからつけないけど、居敷当ては追加でつける予定。あとは袖を外して、裾を切って揃えて、袖なし短着の完成!といきたいですな (笑)

7月7日:服は汚れるもの。

今日は七夕です!……はい、それとは全然関係ないですが。

オレは伊達や酔狂で「和服はオレにとっての生活衣料品」と謳ってないので、汚れるのなんて当たり前だと思ってる。だから、焼肉ホルモン屋とかラーメ ン屋とか平気で行けるし、汚れたら洗濯すりゃいいだけの話。

でも、洗濯したぐらいで汚れが完全に落ちるかなあ……ちょっと待て、そもそも、和服に限らず服の汚れって「完全に」除去しなきゃいけないものなのか な?

完全に元どおりにはならなくても、洗濯したら目立たなくなったとか、多少シミは残ってるけど気にしないとか、自分の許容範囲に収めることができれば それでいいんじゃねえの?少なくともオレはそういう考え。

洗濯だけでなく和服を着ること自体でその考えだから、古着も着るし仕立て直しもするし自分で修繕もする。オレが今着てる着物なんて「完全除去」な人 からすれば、ほとんど燃えるゴミ行きじゃねえの?(笑)

無駄に汚したくないって気持ちはわかる。オレだってそう。だからって(特に着物において)汚れるのを過剰に嫌がるのはどうなんだよと。どう考えたっ て「まったく汚さないようにする」のは無理だよ。

だって服(着るもの)じゃん。服は汚れるものでしょ?(笑)

和服を生活衣料品レベルにしたいなら、それぐらいの心構えじゃなきゃやってられんぜ?まあどうするかは、着る人各自の判断におまかせしますよっと。

6月27日:理由なんていらねえの。

「今日はどんな和服(洋服)を着ようかな?」これに関しては、着る状況や季節気候あるいは気分や好みなど、その和服(洋服)を選んだ理由はあるだろ うよ。

でも和服(洋服)を着ること自体に、理由って必要なのかな?

今のご時世に和服を着るってのは、周囲とは違う服装(恰好)をするわけだから、勇気というか度胸がいると思う。誰かに「なんで和服なんか着てる の?」と聞かれたとき「変に思われないように」きちんと説明したいって気持ちもわかる。

なんせ、オレだって「最初のうちは」そうだったからね(笑)

どんなことであれ和服を着る理由がある、正確には理由が必要なうちは、まだ和服を着慣れてないってことなんだよ。その理由を口にすることによって、 他人を納得させるだけじゃなく「自分も」納得させてるわけ。

私は意味もなく和服を着てるんじゃない、ちゃんとした理由があってあえて着てるんだ!そうじゃなきゃ今どき和服なんて着ない……って、あ れ?(笑)

今どき和服を着るなんて変わった人だねwと言われて(思われて)もいいじゃん。逆に、今どき和服を着るなんて素敵ですね!と褒められなくてもいい じゃん。誰かに迷惑かけてるわけでもなし、誰にどう思われようとこれが自分のスタイルなんだでいいじゃん。

それを受け入れることができたら「着る理由」なんて必要なくなるんだよ。

だって(和)服を着てるだけなんだからさ。

6月13日:着物で自転車、乗りますか?

着物(長着)を着た状態で、自転車の運転自体は充分可能。ただし「公道で」それをするのは危ない気がするので、オレは着物(長着)では乗らないよう にしてる。だいたい作務衣かな。

これは自分で短い距離を低速で何度か実験しての結論。理由としては「風があると袖や裾がバタバタする」「単純にペダルが漕ぎにくい」そして「止まる ときに裾が邪魔して、足を地面につくのが一瞬遅れることがある」といったとこ。

そんなのたいたことないじゃん……そう、だから、運転自体は充分できるわけ。

ただし「公道で」運転するとなると、自分以外にも自転車や歩行者そして車やバイクがいるので、自分一人がこけて擦り傷ができるだけじゃ済まない可能 性が出てくる。車にはねられるかもしれないし、歩行者を巻き込むかもしれないってわけ。

それは心配しすぎだよ……そうかもしれない。

ただ、着てるものを着物から作務衣(別にシャツとズボンでもいい)に変えるだけで、袖や裾はバタつかないしペダルも普通に漕げるし、足をつくのが遅 れることもなくなる。「服装によるリスク」がなくなるんだから、そのほうがいいって判断なわけ。

尻っぱしょりやたすきがけしたらいいんじゃ……それもわかるよ。でもそこまでして「着物で自転車」にこだわる理由も必要性もオレにはない。

自転車で行く目的地に、着物を着ている必要性があるのかどうか。もし必要性があるなら、自転車で行く距離だから歩いて行ってもたかが知れてるはず。 あるいは公共交通機関(そこから徒歩)を使う手だってあるだろうし。あるいは目的地で着物に着替えるとか。

……そういったことを考えて、オレは着物では自転車に乗らないようにしてるわけ。原付ももちろんそう。

何年か前に、法衣を着た坊さんが原付に乗ってて、警察に止められて切符切られた?んだとか。そのあと、その坊さんが法衣で縄跳びしてるなどの動画を あげて、着物を着ててもいろいろできるよ!ってアピールしたんだけど、炎上したって事件?があった。

おそらく坊さんとしては、着物(法衣)で原付は充分運転できるって言いたかったんだろうけど、警察としては、それはわかるけど「公道では」リスクが あるよって言いたかったんだろうなと。坊さんと警察では論点が違ってたんだろうなと。

まあ、各自の頭で考えてみておくれ。

5月18日:

そろそろ「あたたかい」から「暑い」になってきた。オレのような体型というか暑がりの人には、厳しい季節がやってきたということで。

夏場の和服の関しては、どうすれば快適に着られるか、オレもいろいろ実験や検証をしてきた。いや、今でもしてるかな。で、一番の結論は、

暑いときは何をどう着ても暑い。

こればっかりはどうしようもない(笑)だってTシャツと短パンの人でも暑い暑いって言ってるんだから、作務衣や甚兵衛はともかく、長着を着る時点で 暑いじゃん。

これを踏まえた上で、着る人各自が自分なりの着方ってのを模索しておくれ。もちろん、無理だと思ったら「和服は着ない」も着方のひとつだから。

4月27日:右前用

先日の続きかな。右前左前について一つの考え方というか、別の角度から考えてみた。

まずこれ。今年の2月に最終調整したリビルド1号機。こいつの襟先をよく見てほしい。

襟の長さを長くしたかったんだけど生地が足りなくて、別の白い生地を襟先に付け足したわけ。なぜこちら側だけに付け足したかというと、着たら下側 (内側)になって隠れて見えないから。

以上を踏まえて、ふと思ったこと。

着物は左右対称の構造だから、理論上は、右前左前どちらでも着られる。でも、襟先に付け足した生地のように「こちらを下側(上側にする方法があれば 上側でも可)にして着る」ような目印がついてたら、それに従って着るんじゃないかなと。

言うなれば、リビルド1号機は「右前用」の長着ってわけ。

まあそりゃ、襟先が白いほうがいい!とか、それでも左前で着たっていいじゃん!って言われたら黙るしかないけど、死に装束が左前だから右前で着るん だよ!なんてイマイチ?な理由より、後付けだけど目印を下側に隠すように着るってほうが納得いくかなと。

それに「右前で着るんだよ!」と言っても、知らない人はどっちがどっちやらわからんでしょ。男性はシャツと同じ方向で着ると言えばいいけど、目印を 下側にするってほうが視覚的にもわかりやすいかなと。

と、そんなことを考えてたら、やっぱある疑念が強くなってくるんだよ。

1000年以上も受け継がれてきた着物がだよ?右前で着るのが当たり前(のはず)の着物がだよ?なぜ左右対称の構造のままなのかと。日本では古来か ら右側が上?左側が上?とかあるのかもしれないけど、そんなの庶民がほんとに知ってたのかって話で。

ついでに言えば、足袋は左右で構造が違うけど、雪駄や下駄は同じ構造のものが2つ=左右対称でしょ。足袋に従うのであれば、鼻緒というか壺前の位置 が左右どちらかにズレてそうなものなのに、なぜかどちらも真ん中にある。まあ履き物に関しては、同じものを2つ作ればいいから簡単、って製作上の都合かも しれないけど。

ホントね、真実が知りたいです。ドラえもん来てくれねえかなあ、あっ、引き出しのある机を持ってねえわ(笑)

4月21日:ごめんな、オレも断言はできない。

東京だかでやる着物イベントのポスター?のイラストで、女性の着物の着方が左前になってるとかなんとか。で、毎度のごとく炎上?してるらしい。

オレとしては、別にこのイベントに行くわけでもないし、イラストが左前だからって何の影響もないので、主催者側とポスター制作側で話し合って対応を 決めればいい、って思ってる。

そもそもこの左前イラストをよーく見ると、襦袢の襟?が異様に立ってるし、襦袢の内側には詰め襟シャツ?を着てるし、左前以前にかなり前衛的という か、好みの分かれる着方をしている。なので、既成概念をぶっ壊す!的な流れで、あえて左前にしたのかな?と考えられなくもないかなと(笑)

この右前左前の話はウチのサイトでも書いてるけど、、いろんな諸説俗説があって正解どころか答えが出ないんだよ。死に装束云々どころか、昔は普通に 左前で着てたって説もあるぐらい。

それを踏まえて、オレ自身は右前で着てるし、世間的にも理由はどうあれ右前が当たり前として定着してるから、右前で着たほうが余計なトラブルもなく ていいかなと。ただし、個人がそれを納得の上で左前で着るのは止めない、ってのがオレの「答え」かな。

ところで、なぜ死に装束は左前なのか?ネットで軽く調べてみると、

生前が右前だから、死後は「逆の」左前にすると「言われてる」

だとか。まず「言われてる」ってのが、確証のない言い方だよなあと。でもまあこれは言い回しの違いと言われればそれまで。

問題は「逆の」という部分。

この文言は「死後は生前と逆の着方をさせる」という意味であって「死後は左前の着方をさせる」という意味には取れない。「生前が右前」という前提条 件があるから「死後は逆の左前」が成立するのであって、前提条件が違ったら……ということ。

微妙な違いがわかるかな?なんにせよ「死に装束が左前だから」ってのは、右前で着る理由としてはちょっとおかしいかなと。

ただし上でも書いたように、理由がちょっとおかしくても「一般的には右前で着る」になってるので、あえて左前で着なくても右前で着たほうが余計な心 配しなくていいよ、と、ウチ(オレ)はしてるわけ。

でも実際の話さ、着物類って左右対称の構造だから、右前左前どっちで着ても左右が反転するだけで同じように着られるわけですよ。それ考えれば、基本 的に右前で着る人が多かっただろうけど、利き腕や状況によって、右前左前どちらでも使ってたんじゃないかなとオレは思うけどね。

4月11日:お客さんが疑うんじゃねえの?

テレビの通販番組とかで「この商品、通常価格は2万円ですが、今から30分以内にご連絡いただければ、半額の1万円!1万円でご提供です!」とかっ てのあるじゃん?

昔はどうだか知らないけど、今どきこれを聞いて「うおお!半額だ!即買いだ!」なんて人、まずいないとオレは思ってるんだけどどう?

もっと言えば、これ2万円→1万円だからまだマシ?だけど、同じ半額で20万円→10万円だったらどう思う?

半額で売るなんらかの理由がなければ、オレだったら通常価格なるものはもちろんのこと、値下げ後の価格もおかしいんじゃないのかな、って疑ってしま うかなあ。

でさ、着物の類というか反物など、未だにこの大幅値下げで売ってるところがあるようで。在庫処分の見切り品とかならわかるけど……どうなのかねえ。 今どき下手すりゃ、優良誤認がどうとか店の信用問題にもなるんじゃねえのかな。知らんけど。

ちなみに冒頭の通販、もしオレだったら「通常価格は1.2万円プラス送料ですが……送料込みで1万円!」ぐらいならまだ信用できるかな。それでも、 よほど欲しいものじゃなかったら買わないとは思うけど(笑)

3月28日:「楽しい」は続くの?

改修、相変わらず止まったまま(おい)。まあいいじゃん、気長に待っとくれ。

前から言ってるけど、どんな和服をどんなふうに着ようが、それは着る人の自由だと思う。もっと和服を自由に着よう!とかって意味じゃなく、あなたの 「服」なんだからあなたがお好きにどうぞって意味ね。

で、最近ネットで目にするのが「和服(を着るの)が楽しい!」ってパターン。

もちろん本人が楽しいって言ってるんだから、コスプレ感覚で着ようが月に1回着るだけだろうが、好きなように楽しめばいいんじゃないでしょうかと。

ただ、オレが心配してるのは、その「楽しい」ってのはずっと続くのかなあと。

特に着始めた最初のうちは、和服というそれこそ新しい世界?に飛び込んだわけだから、いろんなことが新鮮で楽しいってのは、オレも経験してるからわ かるよ、うん。

でもね、着る時間というか年数が経つにつれ、その「楽しい」ってのは少しずつ減っていくんじゃないかなと。

例えば、和服で京都に行ったことないうちは、行きたくてウズウズしてるかもしれないけど、一度行ってしまうと「和服で京都」というクエスト?はクリ アしてしまう。そのクエストが楽しかったら何度もやるかもしれないけど、中にはもうお腹いっぱいになるクエストも出てくるわけで。

そういった「楽しい」が一定以下になったとき……「飽きる」んじゃないかな。で、飽きたら……和服なんて着なくなるんじゃないかなあ……と。

ちなみにオレがそうならなかったのは、できることなら和服を着て日々の生活を送りたいって思いがあったのと、それを後押しするように、和服って結局 は服だってことに気づいたから。楽しいとかなんとかじゃなく、自分の思いを形にしたってとこかな。

3月14日:無題

今年はあたたかくなるのがちと早いのかな?

昼間はもちろんのこと、夜も長袖肌着&股引はおしまいな感じ。一応念のために、角袖はもう少し出しておく予定。足袋も、ネル裏のやつはもういいか な。

改修は、前回から2週間以上たってるけど、片側すらまだ終わってない(笑)ほんとやる気ゲージが上がらん、どうしちゃったんだろ。

2月24日:進まねえ……

サマーウールの再調整も終わって、さて次はどれをしようかと(ストックまだある)引っ張り出してきた。

これもサマーウールになるのかな?自分の寸法がわかってきたぐらいから、ちょっと身幅や着丈が狭いから着なくなって、そのまま眠ってたやつ。これま た20年ぐらい眠ってたんじゃないかな。

改めて確認すると、前身幅が2センチ、おくみ幅が1センチ、着丈が4センチほしいかなってところ。でもよく調べてみると、内揚げが8センチほどあっ て、おまけにおくみも一緒に縫い上げてるパターン。

ということは……はい、内揚げの縫い目を解いたら着丈出ました(笑)

とはいっても、前身幅とおくみ幅の調整は必要だし、襟の長さや角度の調整も必要なので、結局はいつものごとくおくみ取り外し&襟を途中までバラすこ とに。着丈は内揚げを作らず、裾で調整するってことで。

とりあえずおくみを片一方だけ取り外したけど……うーん、やる気が起きないというか、そこから一歩も進んでません(笑)

このままじゃいかんと、ちょっとやる気を起こすためにこれ書いてみた。

2月20日:ほんと慣れるかどうかだけ

先日、顔を出す居酒屋に、たまに来る男性のお客さん(ら)がいた。久しぶり元気しとった?てな感じで話してたんだけど、今更ながらわかったことで、 そのお客さん、プライベートは年中ほぼビーチサンダル&裸足なんだとか。

連れの人はもちろん知ってて、いやーホントなんすよ、スノボでスキー場行くときもビーサンなんすよ、と。ちなみに沖縄の人ではなく、生まれも育ちも 今も愛媛の人。

足袋に雪駄のオレが言うのもなんだけど、冬場は寒くねえの?と聞くと、ぜんぜん寒くないってことはないけど、それにも慣れてるというか慣れっすね と。

そんな話があって、改めて「慣れ」って大事だよなあと思った次第。

ごくたまに、どうすれば和服をうまく着られるようになるのかって聞かれるんだけど、オレとしては「慣れですね」としか言いようがない。だって、着付 け教室のようなものには通ったことないし、着るのに超絶技巧や裏技バグ技を使ってるわけでもないし(笑)

しいて言えば、家でも和服ですよってことぐらいなんだけど、実はこれが慣れることに一番貢献してるとは思うけどね。実際オレも、家で着るようになっ てから一気にレベルアップ?した気がするし。

今までもしつこいぐいらい言ってるように、ホント和服なんて慣れるかどうかだけ。慣れてしまえば、着方云々はもちろんのこと、今日は和服を着よう! なんて考えずとも体が勝手に着ようとするって(笑)

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(C) 2007,2019 バカガエル.