Kimono-Wa-Fuku

バカガエルの寝言戯言:

オレの勝手な推測や意見ばっかなので、テキトーにさらっと読み流しておくれ。なお、特に注釈がない場合の服装は和服ってことで。あと、古い文章は適 時消します。

7月11日:色移りに注意

先日、長着を洗濯しようと、白系の夏物の長着2つと黒の兵児帯を、たらいに水を張って浸けておいた。

長着はともかく帯も洗濯するのかって?いやいやオレ汗かきだから、暑いのに外を出歩いて大汗かいたとき、長着や短着だけじゃなく帯も塩(汗に含まれる塩分)ふいてたりするわけよ。

で、とりあえず汗を先に抜くのにちょっと浸けおきしといて、そのあと洗濯して干す予定だったんだけど、動画見たりなんなりしてたらそれをすっかり忘れちゃって、そのまま寝ちゃったのね。

翌朝、あっそういえば昨日の夜から浸け置きしたままだったなと思い出して、風呂場に置いてあるたらいを見にいくと……ん?なんか水の色がおかしいぞ?長着を持ち上げてみると……

「兵児帯の染料が溶け出して、長着に色移りしちゃってるじゃん」

うわーマジか!両方の長着に、白地に薄い紫?でまだら模様ができてるじゃん!小さい点がついてるレベルじゃなく、全体の30%ぐらいになんちゃって現代アートのような模様がついちゃってるじゃん!

さっそく洗剤を垂らしてゴシゴシやってみたけどぜんぜん落ちる気配がない。お湯を沸かして同じようにやってみても、わずかに薄くなった気がする程度でほとんど変化がない。

えー、もうこのまま着るしかないのか?いやこれはいくらなんでもひでえよ、シミ抜きにでも出せば落ちるのかな、洗濯してりゃそのうち消えるのかな、いやーちょっとまてちょっとまて、なにか方法はないのか……。

そのとき、八木に電流走る(CV:古谷徹)

「脱色剤……まだ3つぐらいあったよな……」

白系なのでおそらく生地本来の色落ちはないはず。長着ひとつに対して脱色剤1本、イチかバチかでぶち込みました。結果は……現代アートは消滅しました。

両方とも小さいかすり模様?が入ってるんだけど、それもわずかに薄くなったような気がしないでもない。でもまあ気のせいかなーで終わるレベル。片一 方はほんとに「白」なので変化なし、もう片方は生成りというか若干黄色がかってたけど、それがさらに薄くなってより白に近くなった感じ。

以前居敷当てをつけてもらうので仕立屋さんに出したとき、◯◯さん、これ多分全体に薄っすらと色移りしてると思う、って言われてたので、それもついでに落ちたのかも。

まあとにかく、今回は白系の長着だからたまたまうまくいっただけかな。脱色剤の本来の使い方じゃないし、白以外だと長着自体の色も抜けて大事になると思う。良い子のみんなは絶対に真似しちゃダメだぞ?

6月9日:お風呂は関係ないのに「浴」衣とは?

前回から数ヶ月たってるけど気にすんな(おい)。

「浴衣」と書いて「ゆかた」と読むわけだけど、浴衣って漢字のとおり、元は湯帷子(ゆかたびら)といって、最初は(偉い人が?)お風呂に入る時に着 るものだったけど、それがやがて風呂上がりに着るようになった。

とはいえ一般家庭にあったふうでもなく、おそらくは温泉がある地域いわゆる湯治場など、宿泊施設での館内着や部屋着として置いてあったと思う。

この流れが、今でも温泉旅館などで部屋に置いてある旅館浴衣。形状こそ違えど、ホテルなど宿泊施設にはたいてい部屋着のようなものが置いてあるよ な。他にも、いわゆる寝巻きもこれと同じものかな。

横文字で言うならバスローブやパジャマのようなもの、これが浴衣(よくい)の本来の姿なわけ。なので、浴衣はそもそも外出では着ないってのは、おで かけでパジャマは着ないってのと一緒、ある意味ごく当たり前のことを言ってるわけ。

となると、今現在、夏場になったら着物屋などに並ぶ「ゆかた」はなんなのか?

ウチで解説してあるように、市販されてる浴衣の構造は、いわゆる単衣の長着と同じ構造になってる。だから、いちいち浴衣って別の名前で区別しなくて も、色柄ものの単衣長着で問題ないじゃん、ってのがオレの考え。

そして、旅館浴衣や寝巻きは、量産&ミシン縫いの関係もあってか構造が微妙に違ってる(寝巻き仕立てというらしい)んだけど、となると、構造や用途 が違うものを同じ「浴衣」と呼ぶのもおかしいんじゃねえの?となるわけで。

ある時は同じものを違う名前で呼んで(長着と浴衣)、またある時は違うものを同じ名前で呼んで(旅館浴衣と浴衣)、それってちょっと都合が良すぎる んじゃねえのと。

ひょっとして、現代の浴衣文化?ってのは、和装業界かどうかはわからないけど、近年になって言われるようになった「作られた伝統」なのかな?

「着物」だと反物代が高くてあまり売れないから、安い綿生地を使ったものを売ろうと。ついでに色柄もプリントとかで(主に女性の)若い人向けににア ピールしようとと。堅苦しくないように軽装的な着方で、だったら時期は夏場がいいかな。名称は……夏場だし風呂上がりの夕涼みってことで「浴衣(ゆか た)」でどうよ!とか(笑)

でさ、浴衣は着物の枠に入れないようにして。浴衣はあくまで夏場の夕涼み用のものであり、きちんと着るなら着物でなきゃと。そういった「格の違い」 をつけておけば、心理として着物への購買意欲も上がるでしょ!これでいこうぜ!とか(大爆笑)

以上はオレの創作だよ?でもさ、本来はパジャマのようなものだから、せいぜい近所を出歩く程度でしか着ないであろうものが、なぜか夏場限定で「外 出」OK!になるのってやっぱおかしいよ。

勘違いしないでほしいのは、浴衣はパジャマなんだから外で着るな!って言ってるんじゃねえの。色柄ものの綿生地の長着として成立してるものを、あえ て「浴」衣と呼ぶのはおかしいんじゃねえの?って話。

市販されてる浴衣が違う名称、例えば「軽装着物」って名称で売ってれば、湯帷子どうこうとは関係なくなるし、柄物好きな人なら夏場以外でも気兼ねな く着られるでしょ?浴衣って名称じゃないほうが着やすいでしょ?

こんなこと言うと、和服の伝統が云々とか言われそうだけど、オレは逆に聞きたいよ、夏場にかぎって浴衣(湯帷子)で外出する伝統なんていつからある の?と。

オレは思う。着物が当たり前にあった時代に、こんな習慣はなかったって。だってわざわざ湯帷子で外出せずとも、みんな長着を持ってたし着てたんだか ら。

1月29日:それでいいのかな?

自分以外の和服(まあ一応着物ってことで)を着た人に遭遇したいなら、やはりそうう人が行きそう集まりそうな場所に行くのが間違いないとは思う。

単純に考えれば着物屋であるとか、集まれ系イベントだとか、あるいは伝統芸能や茶道などの催し物だとか。

でも、それでいいのかな?

裏を返せば、そういった場所に行かなきゃまずいないってことでもあるし、それはずっと前から変わってないわけで。

和服を着る人が少しずつ増えてると、ネット上では聞くことはある。でもそんな話は、上で書いた「集まりそうな場所」からの発信であることが多いよう な。

オレみたいな「野良」は、現在和服を着る人の中でもまずいないのかもな。

令和6年1月5日:ご挨拶+@

今年もよろしくお願いしますmm

新年早々、地震に飛行機事故といろいろあったので、ネット上での年賀は省略ということでおなしゃす。

ところで、今一度確認しとくけど、オレは「和服は衣服である」という「新しい価値観やスタイルを生み出そう」ってわけじゃないんだよ?

そもそも和服は衣服ってのは、100年前ぐらいまでの誰でもごく普通に和服を着ていた頃の、言うなれば古い価値観なわけで。そしてその「昔ながらの 価値観に戻そう」ってのがオレの考えであり望みなのね。

それこそ「和服の原点に返ろう」かな。

まあそんな感じで今年もぼちぼちやっていきます。

12月28日:羽織袴はスーツ相当なのか?その2

(その1から読んでね)ただし見方を変えると、西洋(洋服)と日本(和服)では礼服文化が違うので一様に揃えることはできない、とも言えるのかな と。

洋服では服の形状や構造によって「服装の格」を区別してるけど、お公家さんの服装など特殊なものを除けば、和服だとせいぜい裃(かみしも)ぐらい。 おまけに裃なんて結婚式の花婿か、昔ならお奉行様がお白州でとか、ごく一部の人が着るレベル。

じゃあ和服には服装の格ってないのか……いやいやあったあった、その代わり、和服には家紋というか「紋付き」ってのがあるでしょ。和服では形状が同 じでも紋付き(の数)によって服装の格を区別してるってわけ。

ただ、洋服と和服に共通するものとして、服というか生地の色柄ってのはあると思うけど、そこは話がややこしくなるので省略。

よって、洋服は形状、和服は紋付きで服装の格を区別してるので、形状という洋服の物差しでスーツと羽織袴を比較しても仕方がないし、紋付きという和 服の物差しで無紋のスーツと紋付き羽織袴を比較しても仕方がないんじゃないかなと。例えるなら「3センチ」と「3寸」は数字は同じだけど単位が違うので長 さも違うよ、って感じかな。

結論として、羽織袴はスーツ相当と「言えるとも言えないとも言える」みたいな?ちょっと自分で何言ってるのかわかんなくなってきた(笑)

じゃあスーツ相当の和装ってなんなのさ?となると……ウチの「冠婚葬祭での着方」にも書いてあるけど、色柄は別途考えるとして「一つ紋の羽織だけ」 でいいんじゃないかなあ。袴はその1で書いたように各自の判断でいいかと。

まあ、あとは各自、お時間ありましたら考えてみてくださいな。

12月28日:羽織袴はスーツ相当なのか?その1

11月すっとばしてクリスマスもすっとばして、あとは年末を待つだけという状態に久しぶりに更新というね。いやー疎かになってすんませんmm

さて、ふと思ったことがある。和服における洋服のスーツ相当の恰好とは何か。

普通に考えれば羽織袴ってとこだけど、寒くなってくると自分が羽織袴をよく着るのもあって、単純にそうとは言い切れないんじゃないかなあって気がし てる。

例えばスーツをよく着る状況を考えてみると、一般的な企業の事務系の従業員、いわゆるホワイトカラーの会社員が思い浮かぶ。他にはお役所など公務員 や、デパートなどちょっと高級そう?な店舗の従業員とか。まあ適当に思い浮かべてくださいな。

もしその人らの服装が和服になったとき、羽織はともかく袴は穿くのかな?

時代劇で「お役人様」と呼ばれる武士でも、役職が上の人は穿いてることが多いけど一般従業員?は穿いてないことが多いような。あの人らはまだ武士階 級だけどこれが一般人になると、◯◯屋といった「大店の旦那」でも滅多に穿いてないし、番頭さん以下ほとんど穿いてない。

現代においても、デパートに入ってる和服屋なんて袴どころか洋服を着てる人もいるし(スーツだとある意味合ってるのかも)、和服関係の会合というか コンテスト?などの偉い人?でも、袴を穿いてる人は意外といない気がする。

オレが思うに、袴って礼服クラスの場合には必須装備だけど、だからって礼服限定というわけではなく、動きやすさなどを考えた場合にいつでもお好みで どうぞ、的なものだったんじゃないかなあと。

ただ、日常で和服を着る人がほとんどいなくなって、和服自体が衣装的な扱いになって、その中で袴はさらに珍しいし着るのに一手間かかるから、かしこ まった席で着用するもので普段は着ない、ってなっちゃったんじゃないかなあ。

もうひとつ言うと、スーツってのは「同じ生地で作られた上着とズボン+@」なわけで、それならアンサンブル(同じ生地で作った羽織と長着)のほうが よりスーツらしいと思わないでもない。

羽織と袴を同じ生地で作れば、パーツ的にもスーツと同じにはなるけど、そんなの見たことも聞いたこともないしねえ。誰かやってみる?(笑)

10月30日:羽織と長着と袴の色

というわけで、放っておくとまた2ヶ月経ってしまうので、一応ギリ10月内に更新ということで。

毎度のこと、これといった和服ネタはないです。さすがに朝晩だけでなく昼間も少しだけ肌寒くなってきたので、長襦袢も着るようになったし、まだ夜限 定だけど袴セットも出しました。

この秋から、袴を穿くときは袖なし羽織ではなく、なるべく普通の羽織を着ようかと。もう少し正確に言えば、袴のときは上半身はアンサンブル(同じ生 地で作られてる羽織と長着)を着ようかと。

袖なし羽織の色の系統を長着か袴に合わせるようにはしてるものの、やはり羽織、長着、袴が別々の3色になるわけで。それよりは羽織と長着が同じ色、 上半身と下半身で2色のほうが安定するというかシンプルでいいかなと。

もちろん袴を穿かないときは袴の色が存在しないので、羽織と長着が別々の色でも問題なし=袖なし羽織でいけるってことで。

まあ見た目だけの話なので、使い勝手とかよくないようなら袖なし羽織に戻すし、改めて試してみます。

9月19日:生きてますよ(笑)

うわっ、気がつけば前回の文章から2ヶ月たっとるやんけ(笑)毎度の、これといったネタがないというか、書こうとしたけどボツになったパターンで す。

今年の夏は袖なし短着が大活躍。あと甚平も作務衣の代わりに投入。もともとはネタ枠?で作った袖なし短着だけど、今年は率先して着た感じ。あまりに も暑くて長着を着る気にならなかったというか。

ちなみに7月に作った袖なし短着がこちら。

ついでに兵児帯も、柔道着の帯のように前で結んでます。オレ的には軽装オブ軽装なんで、もう適当でいいじゃねえかってことで。

ようやく朝夕が少し涼しくなってきて、これからやっと長着が着られるかなあと。でも10月まではまだ暑さがきついだろうし、みなさんも無理しません ように。大汗かいてまで着る必要はないからね。

7月19日:やっちまったなあ!

先日、新しい綿&綿麻の長着(浴衣)を買った。

長着として着るのではなく、新規の袖なし短着(長着の袖を外して、着丈を15センチほど短くしたやつ)を作るのに安い浴衣ねえかなと思ってたら、所 用で古着屋?の近くまでいくことがあったので、そこに立ち寄って買ったのね。

モノは、古着=誰かが以前着てたモノというより、ワケがあってお安く仕入れました的な、処分品というかアレな新品未使用品かなと。

綿生地のほうは、買って後々確認したら(←重要)居敷当て肩当てはないものの、手縫いでちゃんと仕立ててあって大丈夫そうなんだけど、問題は綿麻生 地のほう。

中国製なんだよ(ガーーーーン)。

あとでタグ(綿麻ってのもこれに表示)を確認して、しまったー!やっちまったー!と(笑)わかってたら絶対に買わなかったのに、確認を怠ったオレの やらかし、ミスだわな。袖なし短着用だからって細かく見なかったし、暑さで頭がやられてたんだよきっと。

え?中国製ってだけでケチつけちゃいけないって?

オレさ、昔買った安い浴衣が中国製だったのね。で、ミシン縫いなのは構わないんだけど真っ直ぐ縫われてないなど縫製というか仕立てが雑で、数回着て 捨てたことがあるんだよ。それ以来、安くても中国製の和服は避けてたわけ。

でもそれも20年?近く前の話だし、技術の進歩ってやつもあるだろうから、もう大丈夫だろうと思ってたよ。

というわけでこれ、数時間つけ置きして乾燥させた後の様子。着丈がどれぐらい縮んだか測ってみると、場所によって微妙に寸法が違うと。おかしいな あ……あ、昔買ったやつはたしか……と思い出して確認してみると、

裾がほぼ横一直線になってないので着丈がバラつくトラップ(笑)

オレも自分でシロウト裁縫やったからわかるけど、縫う力加減?や生地のわずかな伸縮というかズレなどの関係か、裾の高さを揃えるのってかなり難しい んだよ。それでも、プロに依頼したやつはほぼ真っ直ぐに揃えてくれてるし、1ミリの誤差もなく揃えてくれなんてオレも言わないよ。

でもさあ、これ、長いとこと短いとこで3センチほど差があるんだよ。画像ではわかりやすいように物差しや補助線入れてるけど、それらがなくても、生 地の模様をアテにすれば誰でも歪んでるのに気づくレベル。もうちょっとどうにかならんのかと。

他には、着物類って反物を横に連結して仕立てるので、余った幅分の生地は縫い込んで処理してある→それ分は幅を広げることができる。でもこいつは、 服地屋で売ってるような幅広の生地を必要幅分だけ裁断して作ってるのか、余り分の生地が1センチぐらいしかない状態。なので、幅を縮めることはできても広 げることはできない。

まあ一言で言えば、安普請というか、作りが安いというか。ただ、ここまで文句は書いたものの、中国製を買うな!とまでは言わないよ。買う人が納得の 上で買うのであれば、それは買う人の自由だからね。

今回のやつも、事前に確認できてたら避けてたかもだけど、もともと袖なし短着=裾は切って短くするのを前提で買ったので、裾問題は自前で解決できる わけ。欲を言えば、身幅も直すつもりだったので1センチでいいから余裕があれば、だったけど、それこそ許容範囲ってことでいいやと。

肩当てはめんどくさいからつけないけど、居敷当ては追加でつける予定。あとは袖を外して、裾を切って揃えて、袖なし短着の完成!といきたいですな (笑)

7月7日:服は汚れるもの。

今日は七夕です!……はい、それとは全然関係ないですが。

オレは伊達や酔狂で「和服はオレにとっての生活衣料品」と謳ってないので、汚れるのなんて当たり前だと思ってる。だから、焼肉ホルモン屋とかラーメ ン屋とか平気で行けるし、汚れたら洗濯すりゃいいだけの話。

でも、洗濯したぐらいで汚れが完全に落ちるかなあ……ちょっと待て、そもそも、和服に限らず服の汚れって「完全に」除去しなきゃいけないものなのか な?

完全に元どおりにはならなくても、洗濯したら目立たなくなったとか、多少シミは残ってるけど気にしないとか、自分の許容範囲に収めることができれば それでいいんじゃねえの?少なくともオレはそういう考え。

洗濯だけでなく和服を着ること自体でその考えだから、古着も着るし仕立て直しもするし自分で修繕もする。オレが今着てる着物なんて「完全除去」な人 からすれば、ほとんど燃えるゴミ行きじゃねえの?(笑)

無駄に汚したくないって気持ちはわかる。オレだってそう。だからって(特に着物において)汚れるのを過剰に嫌がるのはどうなんだよと。どう考えたっ て「まったく汚さないようにする」のは無理だよ。

だって服(着るもの)じゃん。服は汚れるものでしょ?(笑)

和服を生活衣料品レベルにしたいなら、それぐらいの心構えじゃなきゃやってられんぜ?まあどうするかは、着る人各自の判断におまかせしますよっと。

6月27日:理由なんていらねえの。

「今日はどんな和服(洋服)を着ようかな?」これに関しては、着る状況や季節気候あるいは気分や好みなど、その和服(洋服)を選んだ理由はあるだろ うよ。

でも和服(洋服)を着ること自体に、理由って必要なのかな?

今のご時世に和服を着るってのは、周囲とは違う服装(恰好)をするわけだから、勇気というか度胸がいると思う。誰かに「なんで和服なんか着てる の?」と聞かれたとき「変に思われないように」きちんと説明したいって気持ちもわかる。

なんせ、オレだって「最初のうちは」そうだったからね(笑)

どんなことであれ和服を着る理由がある、正確には理由が必要なうちは、まだ和服を着慣れてないってことなんだよ。その理由を口にすることによって、 他人を納得させるだけじゃなく「自分も」納得させてるわけ。

私は意味もなく和服を着てるんじゃない、ちゃんとした理由があってあえて着てるんだ!そうじゃなきゃ今どき和服なんて着ない……って、あ れ?(笑)

今どき和服を着るなんて変わった人だねwと言われて(思われて)もいいじゃん。逆に、今どき和服を着るなんて素敵ですね!と褒められなくてもいい じゃん。誰かに迷惑かけてるわけでもなし、誰にどう思われようとこれが自分のスタイルなんだでいいじゃん。

それを受け入れることができたら「着る理由」なんて必要なくなるんだよ。

だって(和)服を着てるだけなんだからさ。

6月13日:着物で自転車、乗りますか?

着物(長着)を着た状態で、自転車の運転自体は充分可能。ただし「公道で」それをするのは危ない気がするので、オレは着物(長着)では乗らないよう にしてる。だいたい作務衣かな。

これは自分で短い距離を低速で何度か実験しての結論。理由としては「風があると袖や裾がバタバタする」「単純にペダルが漕ぎにくい」そして「止まる ときに裾が邪魔して、足を地面につくのが一瞬遅れることがある」といったとこ。

そんなのたいたことないじゃん……そう、だから、運転自体は充分できるわけ。

ただし「公道で」運転するとなると、自分以外にも自転車や歩行者そして車やバイクがいるので、自分一人がこけて擦り傷ができるだけじゃ済まない可能 性が出てくる。車にはねられるかもしれないし、歩行者を巻き込むかもしれないってわけ。

それは心配しすぎだよ……そうかもしれない。

ただ、着てるものを着物から作務衣(別にシャツとズボンでもいい)に変えるだけで、袖や裾はバタつかないしペダルも普通に漕げるし、足をつくのが遅 れることもなくなる。「服装によるリスク」がなくなるんだから、そのほうがいいって判断なわけ。

尻っぱしょりやたすきがけしたらいいんじゃ……それもわかるよ。でもそこまでして「着物で自転車」にこだわる理由も必要性もオレにはない。

自転車で行く目的地に、着物を着ている必要性があるのかどうか。もし必要性があるなら、自転車で行く距離だから歩いて行ってもたかが知れてるはず。 あるいは公共交通機関(そこから徒歩)を使う手だってあるだろうし。あるいは目的地で着物に着替えるとか。

……そういったことを考えて、オレは着物では自転車に乗らないようにしてるわけ。原付ももちろんそう。

何年か前に、法衣を着た坊さんが原付に乗ってて、警察に止められて切符切られた?んだとか。そのあと、その坊さんが法衣で縄跳びしてるなどの動画を あげて、着物を着ててもいろいろできるよ!ってアピールしたんだけど、炎上したって事件?があった。

おそらく坊さんとしては、着物(法衣)で原付は充分運転できるって言いたかったんだろうけど、警察としては、それはわかるけど「公道では」リスクが あるよって言いたかったんだろうなと。坊さんと警察では論点が違ってたんだろうなと。

まあ、各自の頭で考えてみておくれ。

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