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自伝その1

なぜオレが和服を着るようになったか?起源は小中学生ごろかと思う。

思春期には最高の媒体

小中学生というのは、なにかと多感な年頃で、当然「子作り」に対しても興味津々。○○○○がどーの、○○○○があーだ、デカ○ンでポン!と、意味不明なことを覚えるのもすでに終わり、下半身がモゾモゾしてくるころだ。

そんな臨戦態勢の当時、自分の部屋がないオレには、家にあるたった1台のテレビが唯一のマスメディアだった。しかし、まさか「家族のテレビ」でエッチビデオを垂れ流すわけにもいかないし、エッチな本を隠すにも隠す場所がなかったからなあ……今の子はホントに恵まれていると思うよ。

そんな私が毎週楽しみにして観ていたのが、当時、テレビ朝日系列の金曜夜9時からやっていた「ザ・ハングマン&必殺仕事人」というゴールデンコンビ。法で裁けぬ悪を……という、ややダークな勧善懲悪ストーリーと、それはちょっとマンガチックすぎるだろ!的な暗殺方法が、子供として単純に面白かったんだよ。

しかし、下半身がモゾモゾしていた当時のオレが本当に欲しかったのは……。

「仕事人」スタッフの皆さん、あなたたちのせいです。

オレと同世代の人なら、エッチな番組といえば「11PM(日本テレビ系、夜11時〜)」を挙げる人が多いと思うけど、オレにとっては断然「ザ・ハングマン&仕事人」だな。

というのも、当時はエッチなシーン、いわゆる濡れ場に今ほど厳しい規制がなく、ある意味Vシネマクラスで、町娘や人妻が、悪代官に越後屋、ヤクザの連中や悪徳政治家に「手籠め」にされるシーンは、毎回かなりの確率で出現してたんだよ。

しかし、一般のテレビドラマだから、そんなシーンはあって1、2分、普通は数秒〜数十秒しかないのが当たり前。その時間の短さゆえ、後は全て想像で補完するしかなく、あんなになってこんなになって……と、エロ妄想をフル稼働……ではなく、想像力を豊かにする練習にもなっていただろうよ(バカ)。

それ以外にも、正月の深夜番組や当時の土曜ワイド劇場など、エッチなシーンでは目がテレビに釘付けだったわけ。そういったシーンは、上で書いたように本編のごくごく一部なので、一緒に観ていた両親も、観るのを止めさせるわけにもいかなかったんじゃないかな。

おいおい、単にエッチなシーンを観ていただけじゃねえか!と思うかもしれないけど、実は微妙に和服が関係している。

「仕事人」のような時代劇なら当然、それ以外のものにも、現代劇であるにもかかわらず、結構な確率で和服(主に着物)を着た人が登場していて、特に京都あたりが舞台になればほぼ間違いなし。エッチなシーン目当てではあったのだが、「和服を着た人が動いている」のをテレビで見かけることも多かったんだよ。

ちゃんとストーリーも楽しんでたよ。

とはいえ、エッチなシーンが展開されるであろうドラマばかりを、ピンポイントで観ていたわけじゃあない。

当時のゴールデンタイムには、同じく勧善懲悪タイプのテレビ時代劇がよく放送されていて、今のように水戸のご隠居と八代将軍だけではなかった。それらの最大の山場は、主役たちと悪人どもが大立ち回りをするラストの殺陣であり、男の子としては、単純にカッコよかったわけ。

子供の頃は気にならなかったんだけど、今になってCSなどで放送されているのを観てみると、顔だけの大根主役が簡単なダンスを踊っているような殺陣ではなく、脇役の人でもすごく難しい殺陣をこなしているように見える。もっとも、本当の日本刀の使い方は違うらしい(斬る→刺す)けど、子供心には、シャレでもいいので大立ち回りをやってみたい!と思っていたからなあ。

結局のところ、和服姿はカッコイイ&エッチ、という2つの感動?が、焼酎の水割りのようにうまく混ざり合い、当時子供だったオレの深層意識にインプリントされたんだと思う。

男女を問わず、街ゆく和服を着た人を見かけると、いつかオレも着てみたいなあ……と、視線はその姿を追っかけていたことだろうよ。「ぼくは和服が好きだ。着てみたい!」などと周囲に言うこともできず、着ようにも着ることがかなわなかった、遠い昔の、淡い淡い思い出でしたとさ。

……やっぱりエッチなことは原動力だな(おい)。

Last 2010/11/18. Copyright (C) since 2007 バカガエル.