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単衣長着の「重ね着」について

洋服の「レイヤード」に当たるのが、これから解説する単衣長着(着モノの正式名称)の重ね着。一応解説するものの、オレ自身はこの着方はあまり好みじゃないのでやらない。

なお、この着方は普段着日常着用というかカジュアルファッション的なものなので、礼服などいわゆるフォーマルな場ではやらないように。そこはそれ、使い分けておくれ。

二つの長着を一緒に着る。

着物の重ね着は、襦袢+長着のように上に重ねて着るのではなく、二つの長着を合わせて一つにするというか重ねた状態で着る。なぜ襦袢+長着のように別々に着ないのかというと、実際にやってみたらわかるけど裾がかさばってすごく歩きにくくなるから。

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オレの持っている同じ寸法の長着を使ってやってみた様子。使うのは基本的に単衣の長着。生地の違いからか、襦袢+長着のときより少し着ぶくれするような気がしないでもない。

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それぞれの長着のサイズは、当然ながら上にするほうが下にするほうより大き目がいい。逆だと下の長着がはみ出してしまうから。

ただし画像にあるように、身幅がほぼ同じぐらいの長着でやってやると、はみ出た部分が襟や身幅の縁取りのようになってオシャレっちゃあオシャレ。

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上と下の長着の色をうまく合わせてやれば、例えばよく地味と言われる紺系の長着でも季節に合わせてこんなふうにするとか(画像は色を編集したもの)。やりたい人はいろいろやってみておくれ。

これも襦袢を使わない方法の一つ。

すごくあっさりした解説だけど、たんに長着を重ねて着るってだけだから、あれこれ説明するほどのこともないんだよなあ。

重ね着をしたからといって襦袢を使ってはいけない、というわけではないので、襦袢を着たい人は着てもいい。ただ着る枚数は増えるのでその点は注意。あと当然ながら重ね着なので、いくらオシャレをしたいからといっても夏場など暑い時期にやったらぶっ倒れても知らんぞ。

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