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和服も天気と気温と室温を考えて

和服(着物)も着るもの、なにをどう着るかは基本的に天気や気温を判断基準にすればいい。外出先というか目的地がある場合は、その場所の室温も考えたほうがいいかも。

普段着日常着なら天気や気温に合わせて

「今日はどんな着物を着ればいいのか」着物だからなにかと難しそうに思うかもしれないけど、実際はなんのことはない、その日の天気や気温に合わせて自分が過ごしやすいモノや組み合わせで着ればいいだけ。

冠婚葬祭など儀礼的な場ではそれなりのルールもあるだろうからそれに従うとして、普段着日常着なら「こういったものをこう着なければならない」といったルールは存在しないので、洋服と同じようにその日の状況、気分で選べばぜんぜん問題ない。

着物だとどうしても「衣替え(解説)」という単語が頭をよぎるかもしれないけど、これまたお茶会にでも行くというならともかく、普段着日常着の範囲なら気にしなくてもぜんぜんかまわない。もちろん気にしたい人はご自由に。

ホント難しく考えなくていい、その日の暑い寒いで判断すれば充分。

現代の室温には注意

もうひとつ忘れてはいけないのが(現代の)室温。

現代の建物や部屋は昔のそれに比べて密閉度はかなり高いし、空調設備があるのが当たり前。外は炎天下でもデパートの中はひんやり、外は雪が降っててもカラオケボックスの中は熱気で大盛り上がり、ということがザラに起きる。

夏い時期はそこまで気にするほどのことはないだろうけど、寒い時期は天候や気温に合わせて着込んでいると室内が暑くてたまらん!でも脱げない!ということにもなりかねない。

よって、現代の冬場の着方としては、脱げない長着(着モノの正式名称)や襦袢は室温ベースにして、その上から羽織やコートを着たり、マフラーや手袋などを使って外気温対策、というスタイルが便利かと。

一応言っておくけど、羽織って、暑いなら脱いでもいいんだよ?

地域差や個人差も考えて

同じ◯月といっても北海道と沖縄では気温がぜんぜん違うし、暑い寒いの感覚も人によって違ってくるので、一概に「これこれこういったものをこう着なさい」とは言えないけど、裏を返せば、そこらは着る人が自由に調整していいということでもある。

実際にどういったものをどう着るかは、着る人それぞれが自分で判断すればいい。もちろんそれには「経験」も必要になるだろうけど。

とにかく、暑くないように寒くないように、自分が快適に過ごせるように、無理のないように着ておくれ、自分の「服」なんだから。

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