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浴衣は簡単手軽でも立派な着物

着物を着てみようと思うなら、まずは初級者から上級者まで着られる一番手軽な「浴衣」から始めるといいだろう。

なお、ここで解説している「浴衣」とは、今現在、着物屋などで夏場に「ゆかた」といった商品名で売られている浴衣=世間一般で浴衣と呼ばれているもののことを指している。なにか回りくどいような書き方だけど、理由は後ほど。

浴衣の親戚筋?である寝巻きに関しては「よい酒よい肴(アテ)酔い着物」の「ねまき38% 〜3000円から始める究極の着物生活〜」も参考にどうぞ。

浴衣の特徴:利点が多い

既製品だとちょっとだけ寸法の問題がある(詳細)けど、いろいろな面で浴衣は利点だらけ。ただ、縫製の甘さや寸法のズレなど、中国製のプレタ浴衣を中心にたまにトラブルが起きているようなので、購入する場合には一応注意してほしい。

価格が安い。

ユニクロでも売っている(今はやめたのかな?)ぐらいで、普通の長着(着モノの正式名称)に比べてとにかく安い。それも古着ではなく新品だからな。

ネットで探してやれば、仕立て上がりの既製品(「プレタ」というものもそれ)浴衣が中古から新品フルセットまで、数千円程度で売っているのはザラ。仕立てるにしても、反物代プラス5千円ぐらい(詳しくは各店舗で確認)からあるはずだ。

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8月半ばぐらいから、各店舗で浴衣が一気に値下がりします。来年用の浴衣など、ある意味狙い目?かもしれません。ユニクロの浴衣に関しては、店舗に大きいサイズがない場合はユニクロのオンラインショップにあるようです。

色柄の種類が豊富。

色柄の多さもポイント。これまたオークションなどネットの世界では、これでもか!と多種多様な浴衣が売りに出されている。若い子が好きそうな派手目の色柄から、オレのようなおっさん連中の着そうな落ち着いた色柄までなんでもある。

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最近の色柄が派手な浴衣は、模様の関係かもしれませんが「織り」がかなり密(隙間がない)になっているものが多いです。よって、浴衣といえど木綿生地の長着とさほど変わりなく、思ったより暑いです。できることなら、購入する時に生地を確認して「織っている糸が見える」ような浴衣を選ぶ方がいいです。白地の浴衣に多いです。

着て帯を締めたらいいだけ。

最低必要なのは浴衣と帯だけなので、浴衣を着たら帯を締めてハイおしまい、の簡単手順。着方は他の着物と同じなので、着物の着方(解説)、帯の締め方(解説)でOK。

襦袢(肌襦袢)や足袋はなくても問題ないし、下着(パンツでもフンドシでもご自由に)一丁のみでもOK。汗がどうしても気になるのなら、普通の時と同じように肌着(普通の肌着でもTシャツでもご自由に)を着ればいいだろう。

また、足袋を使わないおかげなのか、少々着丈が短い(5センチぐらいまで?)浴衣でもおかしく見えないから不思議。逆にちょっと寸足らずのほうが涼しい感じがするかもしれない。

洗濯など着たあとの手入れが簡単。

浴衣は、自宅で洗濯できる着物(解説)の代表格、これこそ洗濯機にドボンでOKだ。ただし乾燥させるのは陰干しでするようにし、乾燥機の使用は厳禁。アイロンがけしたければすればいいし、普通の洋服と同じように取り扱って問題なし。

着物の基本が学べる。

着付け着方や帯の結び方の練習から、自分サイズの把握、動き方や所作など、着物に関する基本的なことが浴衣でほとんど「体験」できるので、「お試し着用」にはもってこい。

男が着ていると目立つしなあ、と尻込みする人も、シーズン的に周りにも着ている人は多いから出歩きやすいし、そうやって出歩くことで人目にも慣れる(解説)ことができる。もし浴衣を着てみて「やはり着物はオレの好みじゃないなあ」と着るのをやめるにしても、安上がりだから金銭的な痛手は最小限に抑えられるわけ。

重要:今の浴衣は昔の浴衣とは違う。

浴衣を着てみようとしたとき、意外とつまづくのが「いつからいつまで着ていいのか」「どんなときに着ればいいのか」なのだが、結論から言うと、礼服(フォーマル)以外としてであれば、いつでもどこでも着てOK。

というのも、現在浴衣として市販されているものは、生地が綿や綿麻で色柄が派手なのが多いだけで、普通の長着とモノ(作り)はほぼ一緒(解説)なのだ。だから、「色柄の好みは人それぞれ」と言ってしまえば、普通の長着と同等のものとして扱っていいわけ。

ただ、夏場によく売り出されることからわかるように、夏っぽい色柄の生地であることも多いので、それを着て出歩くなら季節は考えたほうがいいだろうし、あらぬ嫌疑?をかけられたくないなら、夏場メインで着ればいいだろう。

もっとも、それが適用されるのは外出用として着る場合なので、人目を気にすることのない家の中で着る(解説)には関係ない。

慣れた人ほど自然体で着られる。

浴衣を着るのに最低限必要なのは、上で書いたように浴衣と帯だけなので、初級者から上級者まで誰でも手軽に「着物を着ること」を体験できる。洋服で言えば「シャツとズボンとベルト」という当たり前の恰好なので、着物に挑戦してみようと考えている人は、ぜひ浴衣から始めてみてほしい。

おまけに何万何十万もする重装備ではないので、練習のつもりで気軽に普段通りに振る舞ってOK。そのほうが自然体で人目にも映える。たかが浴衣を着ているだけでよそよそしい動きをする人は、周りから見てもショボくみえるから要注意。

別の見方をすれば、浴衣を着ているときの振る舞い方で、着物を着慣れているかどうかもわかる。一番簡単な装備なので、着飾ることによる「目くらまし」が発生しにくく、純粋に慣れを試される(解説)わけ。着慣れているなら当然ごく普通に振る舞えるはずだからな。

「浴衣なんて……」と軽んじるどころか、実は着物の基本中の基本なのだ。

Last 2012/05/02. Copyright (C) since 2007 バカガエル.