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男性の「着物姿」に必要なもの

いわゆる「着物姿」になるために必要なモノを、洋服と比較しながらざっと整理してみた。詳しいことはそれぞれ別途解説してあるので、そちらも参照しておくれ。

男物はだいたいこんなものが必要

男性の「着物姿」のイメージはこんなもんかな。袴やコートはひとまず省略。

これを装備?ごとにバラすと以下のようになる。

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着物(正式名称は長着)……一体型のシャツ&ズボン(解説)襦袢(じゅばん)……画像ではわからないけど長着の内側に着ている。一体型のシャツ&ズボンその2(解説)

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羽織(はおり)……上着やジャケット(解説)羽織紐……そのボタン?(解説)

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……ズボンのベルト。画像で使ってるのは角帯。伊達帯と腰紐は主に角帯の下に使う(解説)

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足袋……靴下(解説)履き物……靴。画像で使ってるのは雪駄(せった)(解説)

着る順序ごとに洋服と比較するとこんな感じ。

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それぞれの価格や品質は当然ながらピンキリ、店舗によっても違ってくる。

補足説明

上で紹介しているものを揃えれば準備完了!ではあるんだけど、いくつか補足をしとく。

襦袢はちょっと特殊

洋服と比較して特殊な存在が襦袢だ。もともとは着物専用の肌着のようなものだったけど、いつ頃からかオシャレ的な側面が強くなり、今では肌着は肌着、襦袢は肌着と長着の間に着る重ね着的な位置づけになっている。

洋服との比較が難しいとこだけど、インナーというか中間着というか、まあそんな感じで(おい)捉えてくれればいいかと。ネタばらしすると、実は着なくても何の問題もない。詳しくは解説ページを参照のこと。

最低限必要なのは「長着」と「帯」

縦長の図にあるように、洋服で最低限必要なのはシャツとズボンなので、それに該当する長着と長着を留めるための帯さえあれば、一番簡素な着物姿になる。

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これを実際にやってるのが夏場によく着る浴衣(解説)。夏場以外でも部屋着など気楽に着たいのであれば、長着と帯さえ用意すれば誰でも着物姿に変身できるってわけ。

他に、浴衣と同じく夏場によく見られるのが作務衣と甚平(解説)。形状が洋服のシャツ&短パンに近いのでお好みでどうぞ。

夏場の着物と袴、コート

暑い時期に特化したスケスケ生地の着物もあるんだけど、着物を着慣れないうちは手を出さないほうがいい。正直言うとぜんぜん涼しくないから(解説)

また、袴(はかま)専用コート(解説)も最初はやめたほうが無難。袴は着るのに一手間かかるし、コート類は意外と値が張る上に寒い時期限定なので、着物を着慣れる&それなりの頻度で着物を着るようになってからでも遅くはないだろう。

もちろんどうするかは着る人におまかせ。無理のない範囲でどうぞ。

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