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和服を着る時に使える?小ワザ集

オレが和服を着るときにやっている(やっていた)小技をいくつか挙げておこう。個人の好きずきや着る状況もあるだろうから、実際にやるかどうかは各自が検証して判断するように。所作編はこちら

足袋に関する小ワザ

足袋の下に靴下を履く

冬場は、靴と違って足元が吹きっさらしなので、普通の足袋だけでは寒い。「別珍」という厚手の足袋もあるんだけど、結構いい値段したりするのが困りもの。そこで思いついたのが「靴下の上に足袋を履く」というワザ。

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オレが仕事柄よく使っている、作業服屋に行けば束で売ってるほど安い「先割れ靴下(軍足ともいう)」を履いて、その上から足袋を重ねて履くわけ。靴下2枚重ねの原理だな。足袋はある程度伸縮するストレッチ足袋(コハゼ付き)が具合がいいかな。

作務衣の時などはホント都合がいい。着物の時は足首が見えてイマイチなので、コハゼのない足袋ソックスを使うのも手。ストレッチ足袋や足袋ソックスの画像はこちら

足袋や羽織紐を染める。

足袋や羽織紐など、自分の好みの色がない場合は自分で染めてみるのもおもしろい。草木染めなど染め方はいろいろあるけど、手軽なところでは手芸用品店に500円ぐらいで染料が売っているので、それを使ってもいいだろう。

使用するのは白色(の足袋や羽織紐)が基本。色つきのものは、染めても下地の色と混ざった色になるので、ぜんぜん変化しなかったり不思議な色になったりするのでやめておいたほうがいいかも。

それと同じ理屈で、染めても「白+染めた色」になるので、「白→黒」のようにまったく別の色に変化するというよりは、「白っぽい黒(≒グレー)」になると思ってほしい。おそらく何度も染めればより濃くなるのだろうけど、そこまでするかどうかは各自におまかせ。

あと、化繊のものは、オレが使った染料では染まらなかった。生地の素材によって染まり具合も違うみたい。

半衿に関する小ワザ

ハギレや手ぬぐいを半衿に

実 践している人も多いだろうけど、襦袢に使う半衿(既製品)は、お店やインターネットで売っているものの、別に既製品にこだわる必要はない。半衿はそもそ も、襦袢の襟を汗汚れからガード&交換できるように別の生地を縫い付けるようになったものなので、普通の生地のハギレや手拭いなどでも充分なわけ。

気に入った色の半衿がないなあ、と思う人は、洋服の生地屋さんをのぞいてみてほしい。既製品より色柄のバリエーションは豊富にある。

なお、半衿の寸法(生地サイズ)を測っていくことを忘れないように。幅12センチ、長さ90センチぐらいあればOK。あと、厚手の生地だと襟がゴワゴワになるので、なるべく薄手の生地のほうがいいよ。

半衿交換に両面テープ

半衿を交換したいけど裁縫が苦手だし……という人もいると思う。そんな時に役に立つのが、工作や手芸などにも使われる両面テープ。実はこれ、意外と強力なのだ。

急 いでいる時、あるいは裁縫が苦手な場合は、これを使って元の半衿の上に新しい半衿を「貼り付けて」やるわけ。縫い糸を切って半衿だけをはずして、そのあと 貼り付けてもいい。テープはビーッと長く貼るのではなく、4センチぐらいに短く切って、所々を止めるようにしたほうがめんどくさくないし簡単。

はがす時はバリバリっと半衿をはがして、残ったテープは指で押して、くるくる丸めていくようにすればきれいにはがれる。貼り付けたまま長く放置しておくと、両面テープが生地からはがれにくくなるので、その点は注意しておくように。

羽織紐のフサフサを短くする。

羽織紐についているフサフサ(正式名称不明)がちょっと大きいなあ、と思うそこのキミ!迷わず剪定開始!やり方は簡単、ハサミでブチ切るだけ。

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一 発で一気に全部切ることは難しいけど、ペッタンコに広げて、少しずつ長さを整えるようにしてチョキチョキしてやればやりやすい。オレの感覚では、1/3〜 1/2ぐらいの長さにすればいい感じで、好みでほとんど丸坊主もアリ。参考画像の羽織紐は、このあと切ってもっと短くした。

さらには、フサフサだけではなく羽織紐そのものを短くする手段(解説)もある。

襟なしシャツ(立て襟シャツ)を自作

夏 目漱石の小説に出てくる某先生がやってるような、長着(着モノの正式名称)や作務衣の下にシャツを着る着方。インターネットでそれらしいものを探すと、だ いたい5千円ぐらいする模様。もちろんそれを買ってもいいけど、わざわざそれを買ってまで、と思う人は、手持ちのシャツの襟を切り取ってやればいい。

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襟のすぐ下に縫い目があるシャツの、縫い目の上で切り離してやればOK。ただし最初のうちは切り取った部分の糸が毛羽立つので、ちょこちょこ切ってやること。

作業服屋さんで売っている作業用のシャツが、ポケットも多いし洗濯も簡単だし安いし結構いい感じ。新しいシャツでなくても、襟が擦り切れかけたYシャツなどをリサイクルしてもOK。

のぞき込まれたら襟を切り離しているのがバレるけど、のぞいてくるような奴はまずいないだろうよ。

たとう紙ではなく風呂敷で収納

一張羅など大切な着物や、たたみジワが気になる人は、たとう紙やタンスにちゃんと片付けるようにすればいいけど、日常着、普段着の枚数が増えてくると、意外とかさばって収納がめんどくさい。そんなときには風呂敷を使ってやると便利だ。

種 類別や季節別に小分けして、ひょいひょいと包んでポイ。大きさも自由自在だし上へ積み重ねられるので、古着屋さんなどは結構この収納方法を使っているし、 実際にやっている人もいるだろう。画像の黄色い風呂敷は、ウコンでどうこうらしく防虫効果もあるらしい(詳しくは知らない)。

そのままだと風呂敷の中身がわからないようなら、張り紙でもしておけばいいだろう。

あと「布団圧縮袋」を使っても面白いと思うが、私は実験したことがない。誰か持っている人、実験してくれない?←他人まかせ

袖まくりにアームバンド

「アチイなあ〜」と、長着(浴衣)の袖をまくりあげる仕草。しかし袖をまくった状態で動いていると、いずれ袖がずり落ちてくる。だからといってたすきがけするのもなあ、という時に使えるのが「アームバンド」という留め具。

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画像のアームバンドは、普通のファッション雑貨屋さんで千円で売っていた。飲み屋(ショットバーなど)のスタッフが、シャツの袖がずり落ちてこないように金具で留めているのを見たことがある人もいるだろう。

これで肩と袖をつないでやるわけ。あらかじめ肩の部分を先に留めておいてから着て、そのあと袖側を留めてやるとやりやすい。普通に着たあと、誰かにしてもらってもいいだろう。

どのあたりを繋ぐかは各自におまかせ。他にも、羽織より長着のほうが裄が少し長いときに使ってみるとか。もちろん、なるべくアームバンドを使わなくてすむよう、古着を買うときには裄を確認することを忘れないように。

長着を兵児帯にする。

部屋着で着物を着るとき、その「ゆるさ」から意外と重宝する兵児帯。もちろん新品なり古着なりを買えばいいんだけど、黒系統しかないのがタマにキズ。そこで、色柄モノの兵児帯「ふうの帯」を作ってしまおう。

用意するのは、気に入った色柄の古着の長着。これの縫い糸を切ってバラしてやると、着物の構造上、着丈×2の長さがあるハギレが2つ取れる。

前 後に裁断面があるので、気になる人はちょっと折り返して縫ってしまえばいいだろう。また、肩の部分(ちょうど半分の長さになる位置)に切り込みが必ずある ので、そこも適当に縫ってしまえば大丈夫。両サイドは、ほつれないようにもともと処理してあるので縫う必要はないはず。

これで、幅が約35〜40センチ、長さが約3メートル(着丈×2)ほどの帯状のものができる。以上、兵児帯風の帯、2本かんせー!(笑)

約3メートルと、長いような短いような微妙な長さなので、実際に自分の体に巻いてみて、結んだあとのあまり具合などが気にくわないなら切って短くしてもいいし、オレがやっている簡単な締め方(解説)なら、どうにでも調整はできるよ。

袴の腰板を載せる「台」をダンボールで作る。

一般的な袴を装着するときは、角帯を一文字結びにして、結び目の厚みを利用して袴の後部を持ち上げてやるわけだけど、日舞などで袴を多用している人 は、結び目ではなく木製かなにかの専用の「台」を使って、きっちりすっきり後部を持ち上げてる、といった話を聞いたことがある。

というわけで、それっぽいものを作ってみた。素材はなんとダンボール(笑)


縦(高さ):帯に挟み込む長さ+持ちあげたい長さを基準に、どれぐらいがいいかは各自お好みで。画像のはそれぞれ8センチ(おおむね角帯の幅)と6センチ=14センチにしてある。

横(幅):腰板の底辺の長さor一文字結びの横の長さを基準に、各自お好みで。画像のは、腰板の底辺が25センチだったのと、あまり横長くても邪魔かなと思って、15センチぐらいにしてある。

使っているダンボールの厚さは5ミリ。5ミリだとちょっと弱いかなと思って、横幅を倍(30センチぐらい)にして半分に折り返してある。どれぐらいの厚みがいいかはこれまたお好みで。


あとは縦の長さの境界を強引に「くの字」に折り曲げてやればかんせー。

そうそう、ダンボールには「内部の波?の向き」があるので、横幅の切断面に波が見えるように加工すること。そのほうが折れ目がへたりにくくしっかりすると思うよ。もっとも、何度か使って折れ目がへたってきても、新しいのはすぐ作れるから「交換」すればいいかと。

角帯を締めたら、これを帯の背中側に差し込んで、その上に腰板を載せてやる。

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このダンボールが「台」になるので、角帯の結び方は一文字結び限定である必要はなく、貝の口でもなんでもOK。一文字結びを使った場合と比べて、袴後部がきれいに持ち上がってると思うけどなあ。

袴に隠れるのでオレはそのまんま使ってるけど、どうしてもダンボールの見た目が気になる人は、生地を張るなりなんなり適当に細工すればいいでしょ。

Last 2011/12/14. Copyright (C) since 2007 バカガエル.