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既製品着物(和服)の買い方

和服も洋服と同じように既製品が存在する。作務衣や甚平には多いが、着物にも浴衣をはじめそこそこ出回っている。その特徴や買うときの注意点を解説しておこう。ちなみに「プレタ」とはプレタポルテの略で、既製品という意味だ。

それと、以前はそうでもなかったのだが、縫製の甘さや寸法のズレなど、中国製のプレタ浴衣を中心に最近はたまにトラブルが起きている模様。購入する場合には一応注意してほしい。

浴衣に関してはこちらも参照、着物ライクなパジャマ?である寝巻きに関しては「よい酒よい肴(アテ)酔い着物」の「ねまき38% 〜3000円から始める究極の着物生活〜」もどうぞ。

既製品の特徴、長所や短所

例えるなら、古着と誂えのちょうど中間のような位置づけだ。

長所:新品なのに価格が比較的安い。

古着に比べたら少々高価だが、誂えに比べればかなり安価。ポリエステル(以下、化繊と表記)の既製品なら着物、羽織、襦袢、各1万円ぐらい、プレタ浴衣になるともっと安く、1万円あれば角帯までセットになっているものもあるようだ。

高いと思うか安いと思うかは人それぞれだが、3万円で3つとも揃うし、おまけに新品!というのは、誂えの値段からするとかなり破格だ。

長所?短所?:自宅で普通に洗える。

化繊の着物は、自宅で洗濯(解説)してもほとんど縮まない。なんの問題もなく洗剤も普通の洗剤でOK、洗濯機フルオート(乾燥は厳禁)でOK。ただし、プレタ浴衣など化繊以外の生地だと、初回洗濯時には着丈などが縮んでしまう可能性が高い。注意するように。

短所:寸法が決まっていて、一部寸法(前後身頃)が大きい。

既製品であるがゆえに、洋服と同じようにM、L、LL、といったサイズ指定方式で売られているため、「すべての寸法が」自分にピッタリの着物を探すことは不可能に近い。寸法やサイズにこだわる人は注意が必要だ。

特に「前後ろ身頃幅が大きい」のは既製品最大の弱点(解説)で、胴回りの細い人が着た場合は、どのサイズでもLL(XL)のシャツを着た状態になってしまう。裏を返せば、太った人には楽に着られるか丁度いいということだ。裄に関しては、どのサイズでも70センチ以上あるようなので、古着によくある「裄が短い」のは心配しなくてもいい。

他にも、襦袢の素材によっては静電気が起きやすいなど細かな欠点はあるが、それらは洋服でも同じだから省略。

既製品を売っている場所&買うコツ

プレタ浴衣は、夏場になればそこらじゅうの着物屋で売っている。ハンガーに引っかけて、店頭で投げやりにつるされているはずだ。化繊の着物は、扱っている実店舗もあるらしいが、私自身は見たことがない。

そのかわり、どちらともインターネットショップではあちこちに売っているので、購入する場合はインターネットを利用する(解説)ほうが便利かもしれない。良くも悪くも、どのサイズもほぼ寸法が固定されているので、着丈だけに注意(解説)しておけば、あとは好きな色柄を選べばいいだろう。

あと、特にプレタ浴衣はシーズンをはずすと少し安くなるようなので、事前購入がオススメかも。

既製品の使い方

プレタ浴衣は誂え浴衣に比べると破格の値段設定。化繊の着物も、化繊生地だからこそ手頃な価格と維持管理の手軽さが実現できている。よって、大切に着る着方よりは、ガンガン着て着つぶす日常着の着方にもってこいの着物だと思う。

長所短所でも書いたが、汚れたら洗濯機へドボンできることがいかに便利なことであるか、現在着物を着ている人には痛いほどわかるはずだ。

なお、「既製品のものなんて……」と言う人もいるが、おそらく普段からブランド物しか着ないセレブ(笑)なのでスルーするように。

「寸法が大きい」の解決策

既製品の弱点である「身頃が大きい」は、着るときにテクニック(解説)を使えば、あまりにも寸法が違いすぎる場合を除いてほぼ大丈夫。それでも、自分の寸法に少しでも近いほうがいいのは言うまでもないので、もし予算に余裕があるなら一応業者さんに問い合わせてみて、寸法を調整できるか確認してみるのもいいだろう。

ホント、寸法さえどうにかなれば、もっと普及すると思うのだが……こればかりは業者さんの努力を期待するしかない。お願いします!

Last 2009/06/02. Copyright (C) since 2007 バカガエル.